![]() 加工技術研究会 編 A4判 351頁 定価:本体\10,000(税別) 送料:別途 発刊:2000年11月9日 |
フレキソ印刷総覧
近年のフレキソ印刷における技術進歩には目覚ましいものがあります。フレキソ印刷は比較的新しい印刷方式ですが、オフセットやグラビア印刷と比べ、その存在はこれまであまり評価されず、特に日本においては広く認知される機会がなかったと言えるでしょう。
しかし、印刷業界における最近の市場動向を見ると、小ロット多品種化や環境と安全性問題、そしてコスト削減など多くの課題が噴出し、その対応と改善が迫られているのも事実です。 元来、フレキソ印刷は「人と環境に優しい印刷」であり、また「ハイブリッド(複合化)」「効率化」に適した印刷方式であると言われてきました。近年はますますデジタル化の波が顕著となり、画期的で斬新な技術がフレキソ印刷工程の中に数多く登場しています。さらに印刷品質についても、近年では他の印刷方式と比較しても遜色ないとの評価が得られ、競合ではなく共生の時代に入っています。そして、近い将来予測されるリサイクル社会、地球環境および労働衛生環境に対応する印刷方式として、フレキソ印刷は水性化や無溶剤化の面で大きな優位性が認められ、新たな価値を与える存在になり得るという予測もあります。 他方、現実に世界市場を俯瞰すると、欧米の包装分野では既にフレキソ印刷が主流となっており、各種印刷関連機関やdrupa2000展からの予測データでは、21世紀には印刷方式別で第2位の地位を占める、とも言われています。さらに近年になり、日本を含む極東アジア地区、南米オセアニア地区においても普及の兆しがあります。 小社では1995年に「フレキソ印刷―技術と応用」を刊行し、既に絶版となっておりましたが、フレキソ印刷に関する技術解説書、手引き書を希望される方々から新版発刊の要望が強く寄せられておりました。そこで、この5年間で進歩した技術動向や今後の技術発展の可能性を踏まえて、最新技術をできる限り網羅した総合技術書として、ここに本書を発刊する運びとなりました。本書が今後のフレキソ印刷の発展に寄与し、広く技術の普及と向上に貢献できればと願います。 |