三菱重工業(株)は、米国向け大規模ポリエチレン(PE)プラント2系列を完成させた。エクソンモービル社(Exxon Mobil Corporation)の石油化学製品事業を担うエクソンモービル・ケミカル社(ExxonMobil Chemical Company)から2014年に受注したもので、モントベルビュー(Mont Belvieu)で同社が運用する既設プラントに隣接して、年間130万トンのPEを生産する。このプラントは、反応設備、最終仕上げ、パッケージング、出荷設備などで構成される。
 工事完遂を受け、三菱重工業の坂洋一郎執行役員は「安全管理を第一に工事を行い、納期通りに完工させることができました。このことは、当社のプロジェクトマネジメント能力の高さを示したものといえます」と述べている。
 ボーモントで建設している大規模PEプラントと合わせ、三菱重工業がエクソンモービル向けにPEプラント工事を手掛けるのは、2011年にエクソンモービルのシンガポールコンプレックスに納入して以来、3件連続。
 米国ではシェールガスの増産を背景に、化学プラント市場が活況を呈している。三菱重工業は2016年4月、化学プラント主要顧客の集積地であるテキサス州ヒューストンに米国三菱重工業(MHIA:Mitsubishi Heavy Industries America, Inc.)の本社をニューヨークから移し、2017年1月にはMHIA内に事業開拓の専門部署となるオイル&ガスディビジョンを設置して、体制を強化した。

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