富士特殊紙業(株)は、第29回デュポン パッケージング賞(2017 DuPont Awards for Packaging Innovation Winners)において、軟包装用デジタル・グラビアハイブリット印刷『FUJI・M・O®』でシルバー賞を受賞した。
 FUJI・M・O®は、フルカラーのインクジェット(IJ)印刷と、白色水性グラビア印刷を組合わせたハイブリット印刷で、透明プラスチックフィルムに鮮やかなフルカラー印刷と隠蔽性のある白色印刷を実現した。この異種印刷方式のハイブリット化により、白色IJ印刷に伴う課題を解決し、軟包装用プラスチックフィルム印刷の実用化に成功した。
 グラビア印刷と同等の白の隠蔽性と画像再現性、有機溶剤使用量95%を削減したこと、そして、版が不要で、インクの調色を必要としないデジタル印刷ならではの性能と機能を活かしてグラビア印刷の小ロット作業対応、印刷作業の標準化と省人化などを可能とする革新的印刷技術として高く評価された。このイノベーションは、富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(株)(インク)、(株)ミヤコシ(インクジェット印刷機)、(株)オリエント総業(水性グラビア印刷機)、そして富士特殊紙業との緊密なコラボレーションを必要とした目覚ましい成果として認められ受賞に至った。
 今回の受賞は、2003年の第15回デュポン パッケージング賞において、富士特殊紙業がゴールド賞を受賞した「水性グラビア印刷技術」を活用することにより、IJ白色印刷の課題を解決したことも高く評価されて、2度目の栄誉に輝いた。
SnapCrab NoName 2017 8 9 16 28 32 No 00 R 受賞式は、2017年8月1日(火)午後3時から、名古屋市東区にある「デュポン ジャパン イノベーションセンター」で執り行われ、主催者側からは、デュポン(株)デュポンアジアパシフィックのRoger Kantマーケティングダイレクター(写真中央)、デュポン(株)の池田正寿執行役員デュポンジャパンイノベーションセンター長、三井・デュポン ポリケミカル(株)の舘野 均代表取締役社長が、受賞者として富士特殊紙業の杉山仁朗代表取締役会長(写真右)、杉山真一郎代表取締役社長(写真左)が、受賞関係者として、富士フイルム グローバル グラフィック システムズの吉田 整会長、辻 重紀代表取締役社長、ミヤコシの宮腰 享代表取締役社長、オリエント総業の原田 等代表取締役会長、原田秀典代表取締役社長が出席した。

■デュポン パッケージング賞について
 デュポン パッケージング賞は、米国の大手化学メーカーであるデュポン社が独自の審査による国際的なコンペティションであり、世界の包装業界のバリューチェーン全体にわたる、デザイン、素材、技術、生産プロセス、サービスなどにおけるイノベーションに関して名誉をたたえる賞として1986年より始まった。現在、世界の中でも最も権威のある包装関連の賞として認識されている。世界的権威のある専門家審査団により、3つの基準(「技術的進歩性」「社会的責任を伴うパッケージング」「より良いユーザー体験」)に基づき厳正に審査される。
 今回、同賞には、130点(アジアパシフィック31点、北米51点、ヨーロッパ25点、ラテンアメリカ23点)の応募があり、そのうち21点が受賞した。地域別には、アジアパシフィック4点、北米11点、ヨーロッパ4点、ラテンアメリカ2点、が受賞した。

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