韓国のソンウォン社は、グローバル戦略の一環として、熱可塑性ウレタン(TPU)の第2生産ライン建設に着手した。この第2生産ラインは韓国・水原市(Suwon)のスウォンプラント内に建設され、2017年第4四半期の稼働開始を予定している。これにより同社のTPU生産能力は年産7,000トンから12,000トンに増強される。
 ソンウォン社は、ウレタン分野において35年以上にわたる製造および販売の実績を持ち、TPU、インクバインダーおよび軟質包装用ラミネート材に使う接着剤などの分野については韓国のリーディングカンパニー。同社はアジア、ヨーロッパ、北米に販売拠点を有しており、技術的に高度なカスタマイズされたウレタン製品の幅広いポートフォリオを提供することによって、さらなるグローバルビジネスの拡大を計画している。今回の新たな生産ラインによって、ワイヤー&ケーブルおよびフィルム&シート用途に向けた、より幅広いTPU押出グレードの製造が可能となる。
 ソンウォン社でパフォーマンスポリマー事業のリーダーを務めるキュヨル・リー(Kyuyeol Lee)氏は、「ソンウォンは、継続的なイノベーションに注力しています。私たちは豊富な研究開発力、業界に関する知識、製造における経験を活用することで、画期的なTPU製品の開発と生産に取り組みます。スウォンプラント内に増設される第2生産ラインは、TPU製品に対する市場の需要に応えると共に、世界中のお客様が最終製品に求められる要件へ容易に適合できるよう支援いたします」と話している。
 ソンウォン社は、2016年にドイツで開催されたK展において新たなTPUソリューションを紹介して以来、さらなる研究開発に取り組んでおり、最近では、優れた耐ブロッキング性を有するTPU樹脂「SONGSTOMER(tm) P-8185 AI」を発表している。SONGSTOMER(tm) P-8185 AIを用いて製造されたブローフィルムは、卓越した高強度に加え、摩耗、油、燃料、溶剤および高温に対する優れた耐性を備えている。これらの特性は、自動車シートなどの過酷な要求特性が求められる用途に適している。  TPUはソンウォン社における主要な事業分野であり、新製品や新技術の開発が進められている。 ■SONGWON Industrial社について
 1965年に設立されたソンウォンは、韓国・蔚山(ウルサン)に本社を構える、添加剤および特殊化学製品の開発、生産、供給におけるリーディングカンパニー。世界第2位のポリマー安定剤メーカーであるソンウォン・インダストリアル・グループは世界各国にグループ会社を展開し、世界的な事業基盤と容易にアクセス可能な各地域における事業組織の双方を保有するメリットを顧客に提供する。ソンウォンの専門チームは顧客との密接な連携によって、個々の要件を満たすテーラーメイドのソリューションを開発している

日本印刷産業連合会の検索サイト