ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー(本社:米国ミシガン州、会長兼CEO:アンドリュー・リバリス)の事業部門であるダウ・パッケージング・アンド・スペシャルティ・プラスチック(P&SP)は、世界でも珍しい24時間のビデオ録画を使用した研究に着手する。関東地方を流れる江戸川および大堀川におけるプラスチック廃棄物の影響を調査するために実施される同研究は、気候変動およびプラスチック製品の消費増を背景としており、2016年9月にダウが発表した、世界的な海洋ごみ問題への対処のため今後2年間で280万ドルを投じる計画の一部。
 同研究は、「無人モニタリング手法による河川ごみの調査」を行うものであり、東京理科大学および日本プラスチック工業連盟(JPIF)と共同で行われる。江戸川および大堀川周辺の廃棄物管理方法の効果を調査し、地域社会や行政が取り組む既存の仕組みの向上に向けて、河川を流れる廃棄物の量などの貴重なデータを提供することを目的とする。
 「プラスチックは食品の保存期間延長に貢献することで、二酸化炭素排出量の削減やエネルギー効率の向上につながります。また、医療分野では、命を救う技術革新の開発にとって欠かせない役目を果たしています。われわれは、プラスチックがその廃棄問題から環境を汚染しているといった一般的なマイナスイメージを払拭すべく、日本のパートナーと共に積極的に取り組みます。産業団体や学術界と協力し、持続可能な地域社会と経済発展を創出するソリューションを見出すべく注力してまいります」と、ダウ・パッケージング・アンド・スペシャルティ・プラスチックのアジア太平洋地域持続可能性・アドボカシー・リーダーであるハン・ザン博士は述べている。
 国際連合環境計画(UNEP)によると、毎年800万トンものプラスチックが世界中の海に廃棄されている。日本は世界で最もプラスチックのリサイクルが進んでいる国の1つだが、同時に、アジア太平洋地域でプラスチック消費量が最も多い国といえる。
 「プラスチックは最も重要な発明の1つであり、われわれの日常生活を向上させるとともに多くの進歩をもたらしてくれます。しかしながら、全てのプラスチック廃棄物について、然るべき処理が行われているわけではありません。われわれはバリューチェーンにおけるパートナーと協力し、海洋ごみなどの問題を緩和することができる最適な方法を開発したいと考えています。ダウは、資源の再資源化技術を提唱しています。当研究は、美しい海の維持に向けて実行可能な科学的ソリューションを模索する、われわれの決意を示すものです」と、ダウ・パッケージング・アンド・スペシャルティ・プラスチックのアジア太平洋担当コマーシャル・バイス・プレジデントであるバンバン・カンドラ氏は述べている。
 2017年7月より川の排水樋管に設置した自動ビデオ観測装置が、年間を通じて河川を流れるごみを継続的に記録し、現状の廃棄物管理の仕組みを分析する。ダウは、東京理科大学理工学部土木工学科の二瓶泰雄教授および片岡智哉助教授と協力し、無人自動連続観測手法(Automatic Unmanned Continuous Observation Method : AUCOM)を運用する。

■パッケージング・アンド・スペシャルティ・プラスチックについて
 ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー(ダウ)の事業部であるパッケージング・アンド・スペシャルティ・プラスチックは、研究開発の核となる強み、世界的な事業基盤、幅広い製品群、業界における専門性を通じて、プラスチックに関連する革新的で持続可能なソリューションを提供する。同当事業部は、世界最大のポリエチレンメーカーの1つであり、包装、健康・衛生、輸送、消費財、インフラストラクチャーなどの高成長市場を支える新技術や用途開発において、バリューチェーンを越えた先導的なパートナーを務める。

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