ダウ化工(株)は3月9日、押出発泡ポリスチレン断熱材「スタイロフォームTM」全製品を、4月21日出荷分より20%値上げすると発表した。
 ベンゼンなどの基礎原料やスチレンモノマーの価格が急上昇し、「スタイロフォームTM」の主原料であるポリスチレン価格が高騰している。同時に、物流費などの間接費も上昇が続いている。ダウ化工は、製造部門の合理化や各種経費の削減など、徹底したコスト削減対策に取り組んできたが、合理化努力のみでコスト上昇分を吸収することは困難であり、製品の品質と安定供給を維持するため、今回の値上げを表明した。
 「スタイロフォームTM」押出発泡ポリスチレン断熱材は、省エネ効果に優れた断熱・高気密性に加え、軽く丈夫で水を吸収しない。リサイクル性にも優れ、住宅・ビルの断熱から屋上の緑化、高速道路下の地盤強化、「スタイロ畳TM」の芯材として和室の断熱など、幅広く断熱効果を発揮することで二酸化炭素の排出削減に貢献している。
 ダウ化工は米大手化学メーカー、ザ・ダウ・ケミカル・カンパニー(出資率65%)と住友化学(株)(同35%)の合弁による日本法人。押出発泡ポリスチレン断熱材の国内最大手として、国内で40%強の市場占有率を保持している。親会社であるダウ・ケミカルの「スタイロフォームTM」製品は、世界の押出発泡ポリスチレン断熱材市場でおよそ40%の占有率を占めている。

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