JSR(株)は、ポリエーテルケトンケトン樹脂(以下「PEKK」)を用いた医療・工業用途向け高機能デバイスの開発、製造を手掛けるOxford Performance Materials, Inc. (本社:米国コネティカット州サウスウィンザー市、CEO:Scott DeFelice、以下「OPM」) と、アジア地域におけるPEKK医療デバイス事業および歯科中間材料事業を協業で開始することに合意した。
 JSRグループでは、ライフサイエンス領域での新たな価値創造活動の一環として、個別化医療の実現へ向け、同社が強みとする「材料技術とデジタル技術との融合」を通じた研究開発とその社会実装をJSR・慶應義塾大学 医学化学イノベーションセンター(JKiC)にて進めている。この医療イノベーションへ向けた取り組みの早期具現化を図るJSRと、保有事業のアジア地域への拡大を図るOPMの方針が一致し、今回、協業合意に至った。JSRとOPMは、アジア地域向けのPEKK医療デバイス事業、歯科中間材料事業を手がける製造販売会社を年内に日本国内に設立し、来春までに事業運営を開始する予定。
 OPMは、生体骨組織との親和性に優れるPEKKの機能に着目し、3Dプリンティング技術を用いた医療分野向けの高機能デバイスを開発してきた。自社で米国FDAを取得した個別化頭蓋骨再建デバイスの他、脊椎ケージや歯科補綴材などの医療デバイスが2013年以降多くの臨床現場で使用されている。
Oxford Performance Materials, Inc. について
 高い機能性をもつPEKKに特化した複合材料開発および精密成型加工技術開発を経て、これまでに、航空宇宙、医療分野向けの高機能デバイスの開発、製造を行ってきた。特に、独自の3Dプリンティング技術(HPAM®)を用いて個別化医療デバイス製造を行うなど、デジタル製造技術の導入も先鋭的に進めている。現在、ポリマー製造からデバイス販売まで統合的にPEKKに関連する事業展開を拡大させている。

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