(株)クレハ有機合成薬品⼯業(株)城北化学⼯業(株)をはじめとするいわき地区所在の化学メーカー5社は、2018年6月1日より、福島県いわき市内の各社生産拠点から出荷する小口貨物の共同配送を開始する。
 近年の物流環境は、トラックドライバーの不⾜やそれに伴う運賃の高等、輸送品質の低下(遅配、誤配、破損等)などにより、荷主にとって非常に厳しいものとなっている。こうした中、物流コストの削減、安定した輸送の確保、物流品質の向上等を図るため、いわき市所在の荷主主導により共同配送システムを構築し、6月1日より運用を開始する。
 発着地域が特定された従来の共同配送とは異なり、本共同配送による配送先は全国を対象とする。集荷拠点はいわき市好間⼯業団地内に設置し、当面、貨物量の多い埼玉県および神奈川県に中継拠点を設置。荷主からの貨物はミルクラン輸送*1 により集荷拠点に集め、当該拠点から埼玉県および神奈川県の中継地点までは本共同配送の専用便により輸送し、その他の地域向けには当該集荷拠点から路線便で対応する。*1 各社を巡回して集荷する輸送方法
 本共同配送のスタート時は化学メーカーが荷主の中心となっているが、混載可能であれば化学メーカー以外の貨物も取り扱うなど、さまざまな業種の荷主の参加を募る。今後、取扱い貨物量の増加に合わせて、中京地区や阪神地区での中継拠点の設置および専用便による輸送を拡充する計画。本共同配送は、参加企業の物流に関わる諸課題の解決を図るだけではなく、環境負荷の低減にもつながる取り組みとして進めていく。
 なお、本共同配送の運用については、三菱ケミカル物流(株)が業務を受託している。

日本印刷産業連合会の検索サイト