SnapCrab NoName 2018 7 11 7 54 16 No 00 R ハネウェル(NYSE:HON)は、6月13日(米国時間)付にて、ハネウェルUOPの新社長にジョン・グーゲル(John Gugel)氏が就任したことを発表した。ハネウェルUOPは、世界の石油精製、石油化学、およびガスプロセス産業に向けて、プロセス技術、装置システム、技術およびエンジニアリングサービスを提供している。
 グーゲル氏は、ハネウェルUOPで25年間の経歴を持つ、石油&ガス産業に精通したリーダーで、パフォーマンス マテリアルズ&テクノロジーズ(PMT)戦略事業部のプレジデントであるラジーブ・ガウタム氏の直属として、2016年よりハネウェルUOPの社長を務めたレベッカ・リーバート氏の職務を引き継いだ。ラジーブ・ガウタム氏は、2009〜2016年の間、ハネウェルUOPの社長を務めた。
 グーゲル氏の前職はハネウェルUOPのプロセス技術&装置事業のバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーで、それ以前はガスプロセシング&水素事業を率いていた。また、グーゲル氏は、米国ウィスコンシン大学マディソン校にて土木・環境工学士、米国ノースウェスタン大学ケロッグ経営大学院にてMBA(経営学修士)を取得している。
 1914年に米国シカゴにて設立されたハネウェルUOPは、ガソリンの大量生産を可能にするプロセス技術を初めて商業化した。1933年には石油精製産業に向けて触媒を上市、以降、現代の石油化学産業の中核となる多くの技術を開発してきた。
 ハネウェルUOPが開発した技術には無鉛ガソリンなどのクリーン燃料、キャタライザーや、生分解性洗剤の基材となる直鎖アルキルベンゼンなどがあり、また、再生可能資源からディーゼル燃料や航空機燃料を生成する技術や、天然ガスを安全に輸送・貯蔵するためのプロセス開発を牽引している。
 化合物を分離するハネウェルUOPの吸着剤技術は、福島原子力発電所から排出される汚染水の処理に用いられている。また、最近では石炭をプラスチックに変換する技術の開発、ハイオクタン燃料の生成に酸の代わりにイオン液体を用いる技術の開発や、石油精製、石油化学およびガス工場の操業性を向上するコネクテッド・プラント「つながる工場」サービスを提供している。今日、世界の石油精製で一般的に用いられている36の技術のうち、31はハネウェルUOPが開発した技術。
 日本国内では、ハネウェルUOPの最初の国外進出となる1923年に新日本石油(当時、現JXTGエネルギー(株))が所有する精油所にダブス式クラッキングユニットを納入して以来、日本の石油ガス産業と100年近くにわたって関係を築いてきた。1957年には出光興産(株)徳山製油所(当時、現 徳山事業所)に日本初のグラスルーツ製油所を納入。1963年には、日揮(株)との合弁企業である日揮ユニバーサル(株)を設立し、UOP Platforming™触媒製造を開始、以降同社では日本およびアジア全域でUOPのプロセスライセンス事業を担っている。
 日本の工業化が進むなか、1968年には現JXTGエネルギー川崎製造所に国内最初の洗剤製造コンプレックスを納入。また、1970年には、現在はハネウェルUOPの一部であるユニオンカーバイド社(当時)と昭和電工(株)の合弁にてモレキュラーシーブの製造を開始。国内18カ所に導入されているCCR(連続触媒再生式設備)プラットフォーミング装置のうち、最初の1基は1975年に出光興産愛知製油所に設置された。この2年後には第1基のUOPパレックスユニット(パラキシレン吸着分離装置)が出光興産千葉製油所・工場にて稼動。また、1978年には現在国内78拠点に導入されているPSA(圧力変動吸着)ユニットの第1基を納入した。今日、UOPでは国内でおよそ500件の精製製造法ライセンスを提供している。
 本社を米シカゴ郊外のデスプレーンズに置くハネウェルUOPは、2005年にハネウェルの完全子会社となった。現在、世界に29カ所のオフィス拠点のほか、各種施設を展開している。
 ハネウェルUOPは、世界の石油精製、石油化学、およびガスプロセス産業にプロセス技術ライセンス、触媒、吸着剤、装置、およびコンサルティングサービスを提供している。ハネウェルUOPはハネウェルのパフォーマンス マテリアルズ&テクノロジーズ(PMT)戦略事業部に属している。PMT戦略事業部にはまた、石油&ガス、石油精製、石油化学、化学および他産業向けオートメーションコントロール、計装およびサービスのパイオニアであるハネウェル・プロセス・ソリューションズ(HPS)も属している。
 ハネウェルは、フォーチュン(Fortune)100 社にノミネートされた、ソフトウェア技術に根ざした産業ソリューションを提供する複合企業で、航空宇宙・自動車分野の製品およびサービス、ビル・住宅・産業向け制御テクノロジー、パフォーマンスマテリアルズなどを世界中の提供している。テクノロジーの力で航空機、自動車、家庭、ビル、工場、物流、作業者など、あらゆるヒトやものを 「つなぎ」、よりスマートで、より安全で、より持続可能な世界を目指している。

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