帝人(株)は、京都大学発のEVメーカーであるGLM(株)が開発・販売するスポーツEV「トミーカイラZZ」向けとして、世界で初めてポリカーボネート(PC)樹脂製のピラーレスフロントウィンドウを開発し、採用されたが、このたび、その特別仕様車の受注生産開始に先立ち、同車種の第一号車の車両登録を完了した。
 「トミーカイラZZ」の特別仕様車に搭載されるPC樹脂製のフロントウィンドウは、従来のガラス窓に比べて軽量で電費向上に貢献するだけでなく、Aピラーとの一体化により視界を遮るものがなくなり、安全確保と快適なドライビングに寄与する。
 このPC樹脂製ピラーレスフロントウィンドウは、昨年6月に名古屋で開催された「人とくるまのテクノロジー展」に出展し、そのデザイン性の高さから大きな反響を呼んだが、同社ではその後も開発を継続し、昨年10月には国連の「窓ガラスに係る協定規則(第43号)」 の認証を取得。そして、今年7月には、PC樹脂製ピラーレスフロントウィンドウを搭載した特別仕様車が日本の「道路運送車両の保安基準(第29条)」を満たしたことから自動車登録番号標(ナンバープレート)を取得し、公道での走行が可能となった。
 帝人は、今年度中の「トミーカイラZZ」特別仕様車の本格的な受注生産開始に向け、PC樹脂製ピラーレスフロントウィンドウの供給体制を整備するとともに、今後も自動車メーカーに向けて市場開拓を推進していく。

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