三菱ケミカル(株)は、黒崎事業所の硝酸および硝酸塩類(硝酸ナトリウムおよび硝酸カリウム、以下硝酸と総称して「硝酸等」)の製造設備について、2020年4月を目途に停止し、同事業より撤退する。
 同社は、三菱ケミカルホールディングスグループの中期経営計画である「APTSIS 20」に基づきポートフォリオマネジメントの強化に組んでいる。硝酸等は、国内市場が頭打ちとなる一方、海外メーカーとの競争にさらされており、同事業を継続的に成長させていくことは困難であるとの判断に至った。これに伴い、電子工業用高純度薬品(EL薬品)のうちEL硝酸、EL混酸およびELアンモニア水については、黒崎事業所での製造を停止するが、小名浜事業所における製造は継続する。
 同社は今後、無機事業については、より付加価値の高い機能商品に集中するとともに、EL薬品事業については、エッチング液や洗浄剤等の高機能製品の研究開発を加速させるなど、今後も同事業全体の更なる成長を促進する。また、これら事業を含めた機能商品事業について、エレクトロニクス関連事業や自動車関連事業などの成長市場における技術開発や用途開拓を進めることで、一層の強化を図る。

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