集中戦略を持った革新的なスペシャリティケミカル会社であるクラリアント社は、ダイナミックな変化を続ける特殊印刷業界に衝撃を与えている。今週17日までドイツ・ミュンヘンで開催中のFESPA 2019では、参加者へ新たな発見をもたらしている。同社が開発した画期的な生物由来の原料を使用したマゼンタ顔料は、最高の彩度を実現するとともに、屋内・屋外のグラフィック印刷に強いインパクトを与え、耐久性を高めることにより、鮮やかな色彩を備えたインクの新たな地平を切り拓く。
 デジタル印刷における技術の進歩により、スクリーン印刷や大判印刷、サイネージ、テキスタイル捺染に対する新たな基盤が構築され、市場が開拓されている。デザイナーやマーケティング担当者は、人々の注目を確実に集め、2019年のエフェクトのトレンドを捉えるビジュアルを目指し、CMYKの限界を超える領域にまで色域を拡大し、力強い色彩を正確に再現することが可能な高純度インクを求めている。一方、印刷物を購入する人々はターンアラウンドの短縮と高品質の出力を求めている。そのため、機器製造業者や印刷サービス業者は装置の効率性と速度を高め、ランニングコストを抑えることが可能なインクを追求している。
 クラリアントの最新のキナクリドン系顔料「Ink Jet Magenta E-S VP6057」は、インク製造業者がその目標達成に向けて推進するための力を秘めていることが明らかになっている。このバイオコハク酸を主成分とする青味マゼンタ顔料に対してユーザーから早くも寄せられたフィードバックからは、この顔料がインクの安定性を損なうことなく、UV系や溶媒系、水性プロセスインクの彩度を大幅に高めることが確認されている。また耐光性や耐候性にも優れていることから、多種多様な用途で使用することが可能。さらに鮮やかな色調に加え、分散性に優れ、流動性や粘性も十分に安定していることから、色の濃度や明るさにむらの無い、効率性の高いインクジェットインキを開発することができる。これらは、人の注目を集めるグラフィックを作成する上で重要な要素となる。
 「Ink Jet Magenta E-S VP6057」は、デジタルグラフィック用途向けのカラーパレットを拡大するものとして、持続可能性に優れたキナクリドン系マゼンタ顔料製品群に最近追加された製品。この顔料はバイオコハク酸を用いて開発されていることから、インク業界内における規制コンプライアンスにも対応しており、スイス条例AやEuropean Resolution AP(89)1に適合するとともに、Recommendation BfR IXの重金属基準にも準拠している。
 クラリアント顔料ビジネスユニットグローバルテクニカルマーケティング NIP &カラーフィルター部門長のルディガー・バウア(Rudiger Baur)氏は、「クラリアントがキナクリドン系マゼンタ顔料に導入したイノベーションは、色域をさらに拡大することにより、デジタル印刷の創造的な可能性を広げ、インクジェット業界をサポートします。当社の新たな『Magenta E-S』顔料を標準的なCMYKセットに取り入れれば、それを実現することができます。同業界が飛躍的な成長を続けるなか、インクジェットインクをご利用のお客様に新たなソリューションをお届けできることは、当社にとって大変喜ばしいことであり、光栄でもあります。この新たなソリューションは、あらゆる用途における印刷物のビジュアルのインパクトを強化する効果を発揮します」と語っている。
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