東洋インキ(株)は、世界中でカラーコミュニケーションを円滑化、確実化するソリューションとして、印刷色測定用の標準測色ツールセット「TOYOINK Color Measure Tool Set(T-C.M.S;ティー・シー・エム・エス)」を2018年2月より販売を開始した。同ツールセットは、「PantoneLIVE™」の認定パートナーである東洋インキが、ビデオジェット・エックスライト(株)(米国X-Rite社の日本法人)の協力を得て実現したもの。
 東洋インキは2017年より、米国Pantone社(X-Rite社の子会社)が提供するカラーコミュニケーション用クラウドソリューション「PantoneLIVE™」の認定パートナー(AIM)として、PantoneLIVEの普及活動を展開している。この普及活動を通じて、パッケージ印刷におけるコンバーター、印刷会社、製版会社、デザイナーそれぞれが測色ツールを持っていながら、測定の標準化がなされていないために共通ツールとしての威力を発揮できていない現状が判明した。また、旧来の肉眼に頼るあいまいな色判断も依然存在し、パッケージ制作の全工程を一貫する色の品質保証のために多大な時間とコストを費やしていた。
 東洋インキでは、この測色ツールセット(T-C.M.S.)の製品化にあたり、東洋インキ社内での調色作業やグループ海外拠点との色情報管理におけるテスト運用を進めてきた。今回販売開始するT-C.M.S.は、東洋インキの運用ノウハウとPantoneLIVEのサポート経験を活かした、グローバルに測定数値を保証する印刷物測定方法を、世界中の印刷会社やコンバーターに簡単に導入できる測色ツールセットとなっている。
 T-C.M.S.は、
1.X-Rite社製分光測色計「eXact™」本体
2.1年保守契約(再校正付)
3.ISO準拠測定バッキングシート
4.インターネットを介して随時測定の計測制度を確認補正できる「NetProfiler」利用サービス
を1つのセットとして提供する。
SnapCrab NoName 2018 2 13 6 57 52 No 00 eXactは、スマートフォンのようなタッチ&スワイプ(静電容量型タッチスクリーン)操作を採用した使いやすさを武器に2012年11月に発売され、世界中の印刷会社、コンバーターだけでなく、クライアント(印刷発注者)やデザイン会社など、パッケージ制作の全ての工程で利用されている。T-C.M.S.で提供されるeXact本体には、東洋インキ独自の基準値やライブラリーを順次搭載する予定であり、その第1弾として、広演色®インキ「Kaleido®」プロファイルを搭載したモデルを提供する。その利用方法や色管理の方法について、東洋インキが指導サポートするプログラムも用意している。
 T-C.M.S.をパッケージ制作の各工程で共通ツールとして採用することで、物理的な印刷物の受け渡しをすることなく、測定値の受け渡しだけで色情報が管理できるようになる。もちろんパッケージ以外の印刷物制作でも活用ができ、各工程を担う現場が世界中どこにあっても、円滑で確実なカラーコミュニケーションが可能。
 東洋インキでは、国内のインキ販売部門およびグループの販売会社だけでなく、海外のグループ現地法人を通じて販売活動を推進していく。2018年度は国内を中心に100セット以上の販売を目指す。
 今後も、東洋インキとビデオジェット・エックスライト社は、PantoneLIVE認定パートナー活動に続いて機器販売でも連携を強化し、カラーコミュニケーション分野でのハードウェア・ソフトウェア両面で最先端の技術を市場に提供する。
<製品概要>
 製品名:TOYOINK Color Measure Tool Set (T-C.M.S.)
 セット内容:X-Rite社製分光測色計「eXact™」本体 (東洋インキ製広演色®インキ「Kaleido®」プロファイル搭載モデル)、1年保守契約(再校正付)、ISO準拠測定バッキングシート、「NetProfiler」利用サービス
 販売開始日:2018年2月1日
 価格:オープン価格

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