ヘレウス・ノーブルライト社(以下ヘレウス社、ドイツ・ハーナウ市、代表取締役社長 ヴォルフガング・シュタング)は、赤外線の輻射加熱とエアロマネジメントを組み合わせた画期的な乾燥システム『Infradry (和名 インフラドライ、以下、同製品)』を開発し、販売を開始した。また、ヘレウス(株)は、日本国内における同製品の販売を1月1日より開始した。

 同製品は、高出力なツインチューブ赤外線ヒーターの輻射加熱と、エアロマネジメントを組み合わせたハイブリッド型乾燥ユニット。通常、コーティンや印刷インキを乾燥するためには、多くのエネルギーを必要とする。製品においては、乾燥に必要とされる熱エネルギーは、赤外線輻射により効率的に供給され、 ユニット内で理想的な風の流れを作ることにより、高速乾燥を実現する。また、周囲への熱気漏れを防ぐ。風の流れは、ユニットの設計前に数値流体力学解析を用いて、輻射熱と空気の流れをコンピュータ シミュレーションによって模擬的に計算し調整している。ヘレウス社での初期テストでシミュレーションを行った 結果、乾燥速度は、自社従来乾燥ユニットと比べて、最大20%向上した。このような構造上の特徴を有する同製品には、以下のような利点がある。 

1. 高い乾燥効率

 同製品に新たに採用されたエアロマネジメントは、水と溶媒の蒸気を適切に消散させる。空気は赤外線 

ヒーターに接触し加熱され、水分を十分に吸収してから、速やかに乾燥ゾーンから強制排気される。これ により、乾燥ゾーンの水と溶媒の過飽和を防ぎ、乾燥が促進される。また同製品は、ヘレウス社独自開発 の反射構造によって輻射熱を収束させ、高い乾燥効率を実現する。さらに、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)の信号に対応し、無段階できめ細やかな運転が可能。 

2. 高出力なツインチューブ赤外線ヒーターの提案力

 コーティング乾燥や印刷インクを乾燥させるための熱は、高出力なツインチューブ赤外線ヒーターによって放射される。同社は、お客様の用途に応じ、短波または中波長赤外線ヒーターを選択し、最適な赤外 線吸収波長と出力を提案する。短波長赤外線ヒーターは応答性に優れ高出力が特長で、中波長赤外線ヒーターは紙の基材上のインクや塗料を効率よく乾燥させる特長がある。 

 同製品には、2種類の型式がある。Infradry Compact(和名 インラドライコンパクト)は設置面積が非常に狭く簡単に取り付けることのできる、研究開発向けユニット。一方、Infradry Combi(和名 インラドライコンビ)は、モジュラー設計になっており、お客様の基材幅に合わせてユニットを容易に拡張することができる。大型な乾燥システムとして適している。