コンバーティングテクノロジーセミナー2019

マルチマテリアル化にともなう樹脂機能化の現状と
異種材料接合技術

 

<開 催 日>

<東京会場>7月5日(金) フォーラムミカサエコ 8階ホール
<大阪会場>7月12日(金) 大阪科学技術センター

 

 今回のコンバーティングテクノロジーセミナーのテーマは「マルチマテリアル化」と「樹脂の機能化」、「異種材料接着」です。マルチマテリアル化が進む自動車やオートモーティブにおいて、軽量化や耐久性など樹脂材料の機能性の向上は必須の課題となっています。ここではネットワークポリマーブレンドによる樹脂の機能化の現状と、それら材料をアッセンブリする際に欠かせない接合技術の基礎について、それぞれの第一人者である兵庫県立大学の岸肇先生と大阪大学接合研の中田一博先生を講師として招聘し、学ぶ機会を作りました。また大気圧プラズマで大きな実績があるイースクエアの高島社長にも接合には欠かせない表面処理についてお話しいただきます。
 材料開発に従事されている方のみならず、成形や接着など樹脂加工に携わっている方にも聞いていただきたいセミナーです。

講師

<第一部>
兵庫県立大学大学院 工学研究科 化学工学専攻 教授
岸 肇 氏

<第二部>
大阪大学 名誉教授 /大阪大学 接合科学研究所 招聘教授
中田 一博 氏

<第三部>
(株)イー・スクエア 代表取締役社長
高島 賢二 氏

 

<第一部>
ネットワークポリマーブレンドによる機能化(強靭化と接着性能)
 
【10:00〜12:00】


 燃費向上(省エネルギー)とCO2排出削減の観点から、航空機や自動車等の軽量化が求められている。マルチマテリアル化(異種材料を適材適所で組み合わせ軽量構造体をつくる技術)にとって、「接着技術」の高度化は喫緊の課題である。 信頼性の高い構造接着剤とは、せん断応力と剥離応力の両方に強く、溶剤、クリープ、疲労といった耐環境性にも優れるものである。そのキーテクノロジーとなるネットワークポリマーブレンドによる機能化について解説する。  
 

<講演内容>


1.航空機構造材料用接着剤への要求特性と現状
2.高分子の破壊靭性評価概論
3.ポリマーブレンドによるエポキシ樹脂強靭化(具体的手法とメカニズム)
 3.1 エラストマーブレンドによる強靭化
 3.2 熱可塑性樹脂ブレンドによる強靭化
 3.3 剥離接着強さとの関係
4.まとめと課題
 

 

<第二部>
マルチマテリアル化と金属−樹脂・CFRPなどの異種材料接合技術の展開
 
【13:00〜15:00】


 車体軽量化のキー技術であるマルチマテリアル化に必要とされる異種材料接合技術の現状を説明すると共に、金属−金属、および金属−樹脂・CFRPとの直接接合に注目して、その接合メカニズムと接合強度に及ぼす因子について、基本的な内容を詳細に解説する。
 

<講演内容>


1. マルチマテリアル化と異種材料接合技術
 1.1. 異種材料接合技術の目的
 1.2. 異種材料接合技術の現状
2. 金属−金属の異種材料接合技術
 2.1 異なる金属の直接接合の可能性判定方法
 2.2 アルミ合金−鉄鋼材料の直接接合技術の現状
3. 金属−樹脂・CFRPの異種材料接合技術
 3.1 金属−樹脂・CFRPの異種材料接合技術の現状
 3.2 熱圧着法による金属−樹脂・CFRPの直接接合
  3.2.1 熱可塑性樹脂と金属との直接接合メカニズム
  3.2.2 熱可塑性CFRPと金属との直接接合メカニズム
  3.2.3 接合強度に及ぼす接合因子
  (1)金属の表面処理
  (2)金属表面のシランカップリング処理
  (3)金属表面のアンカー効果
4. 今後の展望
 

 

<第三部>
最新の大気圧プラズマ装置の特徴と開発・応用事例
 
【15:15〜16:15】


 LCD市場とその関連業界を中心に1100台以上の装置を販売をした実績をもとに最新の大気圧プラズマ装置の特徴と開発・応用事例を紹介する。分子結合を主体とした接着接合への応用事例として、CFRP関連でのカーボンファイバーとサイジング剤との密着性、およびマットリックス剤との密着性、フィルムと異種材料の接着剤レス接着(ラミネート)などの事例を紹介する。添加ガス種による選択的使用(水酸基/官能基・アミン基)、終端処理による濡れ性の維持。滅菌殺菌への効果なども紹介する。
 

<講演内容>


1. 種々の表面改質手段(コロナ処理・湿式方式・光(UV・エキシマ)について
2. 大気圧プラズマ表面改質の優位点
3. LCD市場における大気圧プラズマ表面改質の現状
4. プラズマ装置の特徴やメカニズムによる特性の違い
5. 種々の処理形態及びプロセス関連
   (水素添加プラズマ・滅菌殺菌処理・ダウンストリーム型プラズマでの接着材レス接着事例)
 

 

■スケジュール

受付開始 9:30〜

講演時間 10:00〜12:00(第一部)
        13:00〜15:00(第二部)

        15:15〜16:15(第三部)

※昼休み12:00〜13:00

■受講料(テキスト付き)

●「コンバーテック」定期購読者
  関西コンバーティングものづくり研究会会員
  ウェブハンドリング技術研究会会員

  1名様 30,000円(税別)

●一般 1名様 35,000円(税別)

 

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