コンバーティングテクノロジーセミナー2018

軟包装における各種ラミネート方式の理論と
トラブル対策

 

<開 催 日>

<大阪会場>2018年11月9日(金) 天満研修センター
<東京会場>2018年11月16日(金) フォーラムミカサエコ


講師:
元・凸版印刷梶@農学修士 平山 正廣 氏
 

 機能を創出する各種層構成(印刷基材、バリア基材、シーラント基材)を貼り合わせることで一体化する「ラミネーション技術」。その中でもドライラミネーション、ノンソルベントラミネーション、押出ラミネーション、共押出ラミネーションについて、軟包装(フレキシブルパッケージ)の目的や意義を踏まえながら、各ラミネーションの理論と機械的なメカニズムを学ぶことを本セミナーの目的とします。また各ラミネーションに用いられる各種フィルム、樹脂と接着剤についても解説するほか、現場で発生する不具合の原因と対策について材料と機械構造の両面から詳しく解説します。

 

講演内容

T.包装とは

 1.包装の意義

  1-1 内容物保護性、便利性、伝達性

 2.包装形態における軟包装

  2-1 密封性と内容物保護

 3.内容物の劣化の4つの要因

  3-1 生物的要因、化学的要因、物理的要因、その他要因

 

U.ラミネーションとは

 1.ラミネーションの意義

  1-1 軟包装の基本構成

     印刷層/機能層(バリアー層)/シーラント層

  1-2 各層に用いられる各種フィルムの特徴と、フィルム製造方法

  1-3 シーラント層に用いられる樹脂とフィルムの特徴と樹脂及びフィルムの製造方法

 

V.ドライラミネーション

 1.ドライラミネーションの理論

 2.ドライラミネーション機の構造

  ・巻出部

  ・接着剤塗布部

  ・乾燥部

  ・貼合せ部

  ・巻取部

 3.貼り合せフィルムについて

 4.接着剤について

  4-1 接着剤の種類

  4-2 エージング条件

 5.不具合現象と対策方法

  ・トンネリング

  ・耳揺れ

  ・ラミネートフィルムの巻不良

  ・その他フィルムに関する不具合と接着剤に関する不具合

   

W.ノンソルベントラミネーション

 1.ノンソルベントラミネーションの理論

 2.ノンソルベントラミネーション機の構造

  ・巻出部

  ・接着剤塗布部

   (2液反応型接着剤の混合方式)

  ・テンションコントロール部

  ・貼合せ部

  ・巻取部

 3.接着剤について

 4.貼り合せフィルムについて

 5.不具合現象と対策方法

X.押出ラミネーション

 1.押出機の概要

  1-1 ホッパーについて

  1-2 スクリューデザインと機能

  1-3 スクリューによる樹脂の流れと熱損出

  1-4 スクリュー内に樹脂状態

  1-5 ブレーカープレートについて

  1-6 オリフィスについて

  1-7 ミキサー

  1-8 スクリューディメンジョン

  1-9 シリンダーの流れのモデル

  1-10 押出量の予測

  1-11 スクリュー特性

  1-12 スクリューのネジ溝における流動理論式

  1-13 スクリュー挙動の定性的解析

  1-14 ねじ溝内の圧力状態

  1-15 押出機の特性

 2.Tダイに付いて

  2-1 Tダイ内のディメンジョン

  2-2 Tダイ内の流動性

  2-3 Tダイの特性

  2-4 Tダイ内の流動理論とシミュレーション

 3.スクリューとダイスの関連性

 4.押出加工技術の進歩

  4-1 押出加工の高速性の追求

  4-2 押出加工の接着強度向上への追求

 5.押出加工技術と理論

  5-1 押出加工機の概要

   ・巻出部

   ・AC(アンカー)部

   ・貼合部

   ・トリミング部

   ・巻取部

  5-2 押出機内の樹脂の溶融状態と樹脂圧

  5-3 押出加工の要求特性

  5-4 押出樹脂及びフィルムの処理方法

   5-4-1 ポリエチレン(LDPE、LLDPE)

   5-4-2 ポリプロピレン

   5-4-3 EMMA(酸性樹脂)

   5-4-4 その他(PET等)

  5-5 AC剤について

  5-6 ネックインとドローダウン性

 6.不具合現象と対策方法

  6-1 樹脂に関する不具合

  6-2 アンカー剤に関する不具合

  6-3 その他(機械等)

 7.押出工程管理について

 

Y.共押出ラミネーション

 1.共押出方式

  1-1 フィードブロックダイス

  1-2 マルチマニホールド(シングルスロット)

  1-3 マルチマニホールド(マルチスロット)

 2.不具合現象と対策方法

  ・2層界面の紋様

  ・その他

 

講師プロフィール

1973年 東京農工大学大学院農学研究科林産学専攻修了

 

1973年 凸版印刷鞄社

 

1974年 凸版印刷梶E技術研究所にて押出加工を研究

 

1975年 包装事業部にてパッケージ事業の素材開発業務を担当

 

1976年より各種開発商品を手掛ける

 ・世界初の紙製多層構成のお酒容器であるEP−PAKを開発。押出加工方法を用いた紙製多層構成の開発を担当する。

 ・EP-PAKの飲料以外の用途拡大のためドライ用接着剤の選定開発

 ・紙をベースにしたラミネートチューブの多層構成の開発及び品質規格

 ・日本で最初のノンソルベントラニネーション機導入に伴い、ノンソル用接着剤の開発

 ・ビデオケースのベースを紙からPPシートに変更するため、PPシートの開発、並びにUVオフセット機を用いた多色印刷インキシステムを開発する。

 ・医療品向けの放射線滅菌、EOG滅菌等の滅菌包材の開発

 ・共押出の用途展開のためデュアルスロット方式、フィードブロック方式の押出研究

 ・蒸着技術の応用展開でビール用アルミ蒸着ラベルの商品化

 ・世界の軟包装メーカーが注目している水蒸気バリアー性、酸素バリアー性に優れた透明蒸着バリアーフィルムであるGLフィルムの開発

 ・商品化を手掛ける。

 

  TPC開発部長、群馬工場品質保証部長、工場長歴任後 品質保証部長に着任。

 

2013年 凸版印刷退職後、軟包装会社に赴任する。

 ・軟包装の加工技術である押出ラミ、共押出、ドライラミ、ノンソルラミ等を主に研究開発を経験する。

 ・軟包装の押出加工、ラミネーション加工、フィルムの巻取理論に関する著書を多数発刊する。

 ・各種軟包装加工に関するセミナーで講師を務める。

 

■スケジュール

受付開始 9:20〜

講演時間 10:00〜16:30

※昼休み12:00〜13:00

■受講料(テキスト付き)

●「コンバーテック」定期購読者
  関西コンバーティングものづくり研究会会員
  ウェブハンドリング技術研究会会員

  1名様 30,000円(税別)

●一般 1名様 35,000円(税別)

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企画・運営:(株)加工技術研究会