【BCP】大成ファインケミカル、緊急時自動自家発電機を導入。事業所全体の電力供給で事業継続可能に 印刷
2012年 2月 03日(金曜日) 18:45

大成ファインケミカル本社・工場大成ファインケミカル本社・工場

 大成ファインケミカル(株)(千葉県旭市鎌数9163-19)は、昨年の東日本大震災の被災を機会に、本社・工場の機能を維持できる自家発電機を2012年3月から稼働させる。これにより、停電時でも事業所のほぼ全ての電力を供給できる。
 同社は、アクリル樹脂を主体にした合成樹脂メーカー。既存の自家発電機は、製造工程における反応装置の撹拌機の電力を確保し、安全確保を目的として必要最小限の電力供給(182kW/h)を目的に、1996年に導入していた。しかし、昨年の東日本大震災で被災した本社・工場では、震度6強でも安全性を維持し、事業を継続することを目標に「事業継続計画(BCP)」の作成とその活動を進めてきた。活動の一環として、事業所で必要な電力を全てまかなえる自家発電機(480kW/h)の導入を行った。
 事業継続の計画は、東京営業所にて東京都の「BCP策定支援事業」の認定を受け、ニュートン・コンサルティング(株)(東京都千代田区、代表取締役社長 副島一也)の指導で作成した。また、生産・物流の拠点である本社・工場では、自家発電機本体を総額約45百万円で設置。一部を千葉県より「中小企業電力確保支援事業」の認定で補助金を受け、残りの資金は国の震災金利補助制度を受けた。
 緊急時の従業員の安全確保、サプライチェーンを断たないための供給責任を果し、事業と雇用の安定が強化される。また、今年も予想される夏季の節電対策にも自家発電装置を稼働させ、節電への協力も企業の社会的責任を果すことに繋がるとしている。

最終更新 2012年 2月 07日(火曜日) 11:13