コンバーテック2021年10月号プレサービス
53/110

行発裁体価定著者発 行 所2011年11月9日B5判 本文170頁5,500円(本体価格5,000円+税10%)、送料別津田 武明 著株式会社加工技術研究会1章 コーティング研究・開発の現状1.コーティング業界の現状2.コーティング製品・技術概要3.最後に2章 コーティング現象の理解に必要な知識1.はじめに2.コーティングとは3.さまざまなコーティング方式4.コーティングの機能・挙動5.コーティング流れ6.必要な学術的知識7.最後に3章 流体力学の基礎知識1.はじめに2.流体とは3.粘性流体力学の歴史4.粘性流体の特性5.粘性流体力学について  保存則  運動方程式   Navier-Stokes式、Stokes式、   Euler式、Bernoulli式、   Karman積分運動式6.最後に4章 流体力学の応用知識流体力学の応用知識(一) − 内部流れ −1.はじめに2.コーティング解析領域3.内部流れ解析の基礎  非一様内部流れ、移動境界流れ4.最後に流体力学の応用知識(二) −自由表面流れ−1.はじめに2.界面工学基礎  表面張力、接触角度、ヤング・ラプラス式3.流体力学と界面工学の融合4.自由表面解析式(引き出し流れの例)  Lamdau-Levich equation  カルマン積分運動方程式5.最後に流体力学の応用知識(三) −外力による流れ−1.はじめに2.外力が作用する系3.最後に流体力学の応用知識(四) −外乱による不安定流れ−1.はじめに2.種々の不安定挙動  乱流問題  多相流問題  温度起因不安定性問題   Benardの問題、Marangoni対流3.最後に流体力学の応用知識(五) −外乱周波数応答−1.はじめに2.スロット動的周波数応答解析  コーティング膜圧の動的解析について  自由表面における共振  時間遅れモデル  ハイパスモデル  複合伝達関数モデル3.その他のモデル4.最後に5章 数値解析の基礎数値解析の基礎(一) −コンピュータサイエンスの必要知識−1.はじめに2.数値計算の基礎3.プログラム言語4.最後に数値解析の基礎(二) −解探索法、数値微分・積分法−1.はじめに2.数値解析の種類3.代数・超越(Sin,Cos,Exp)方程式の解探索法  繰り返し法、2分法、ニュートン・ラプソン法、  その他手法4.数値微分・積分  数値微分、数値積分5.最後に数値解析の基礎(三) −常微分方程式の数値解法−1.はじめに2.常微分方程式の離散化3.連立微分方程式の基礎数値解析の基礎(四) −偏微分方程式の数値解法−1.はじめに2.線形偏微分方程式3.連立1次方程式解法4.最後に6章 数値解析プログラム入門1.はじめに2.数値解析ソフト3.数値解析コードの設計計画 本書は、大日本印刷株式会社の津田武明氏に、2009年9月から2011年9月の2年間にわたり、月刊『コンバーテック』誌上で連載いただいた「基礎講座 コーティングと数値解析」を1冊にまとめたものです。 販売されているコーティング業界向けパッケージソフトは、一見華やかですが、説明が不十分で、その結果、“動けばよい、実験値と外れれば係数補正すればよい”という面も多々見受けられます。しかし、津田氏の言を借りれば、「正しい操作を行えば、パッケージソフトもオリジナルソフトも大差なく、実験を必要としない精度を示す。要は、どれほど中身を的確に理解しているかだ」という言葉は、ソフト至上主義の時代にあって、何が本質か、警鐘を鳴らす言葉と受け止められるでしょう。 現場/現物/現象、原理、原則を通して理解できるように、本書では、コーティングプロセスの解説から始まり、流体力学、数値解析の基礎を十分に関連付けて説明が進められています。コーティング業界の発展のためには、長らく現場において幅を利かせてきた“勘・経験”に替わり、多くの開発者が不得意とする理論的アプローチが必要不可欠とされます。本書は、コーティングプロセスの理論的な考え方とその解析手法の基礎習得を目指す方にとって最適な1冊となっています。目 次ご購入は右記WEBサイトにて! www.ctiweb.co.jp/store/基礎講座書籍案内コーティングと数値解析

元のページ  ../index.html#53

このブックを見る