コンバーテック2021年10月号プレサービス
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大成ラミネーター㈱66練馬の本社事務所兼工場と、今年5月に新社長に就任した萩原 誠氏た。59年には、米ラミネーターメーカー・ハーコ社との提携により、後年の看板商品となる「ファーストラミネーター」初号機を製造。国内初となる真空ラミネーターの開発や、業界では前例がなかったラミネート受託加工も手がけるほか、自社開発のカ-ボングラファイトシート「ファーストグラファイト」などのフィルム・シート製品の製造・販売も行っている。 今年5月には、前社長である故・萩原 実氏の長男、萩原 誠氏が新社長に就任した。タマポリ㈱での営業職などを経て大成ラミネーターの専務に就任し、先代の後を継いだ同氏は、“オーダー通りに設計するだけ”の受注型製造にとどまらない、自社独自のソリューション提案をと意気込んでおり、今回のオムロン製ロボットアームの導入も誠氏の発案によるもの。減価償却といった経営上の縛りがない私費購入品ということで、並々ならぬ決意が感じられる。 「近年の大手コンバーターは、単に受注型産業として包装材などを作るだけではなく、製造技術をコアとして新たなビジネスを生み出すトリガーとなりうるような、“ソリューション”型の企業に変わってきています。そうした流れの中で、当社が今後もコンバーティング業界で成長していく上で、面白いのではと思って導入したのが、このロボットアームです。日本はモノづくり大国多層化・複合化と機能付与5月に新社長就任、ソリューション提案型企業めざして 大成ラミネーターは1966年創業、熱ラミネーターを中心とした各種ラミネーターの設計から製造までを自社内で手がけるメーカー。前身の“東京第一商事・東京第一電子工業”の創業は30年で、航空部品製造を手がけていオムロン製協調ロボットアーム導入し 用途を探索ラミネーターへの搭載で自動・省力化へ新提案も

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