コンバーテック2021年12月号プレサービス
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)mc/enyd(力張面表水mL紙↑010.0 20.0 500200100500dyne/cm 紙 / 接着剤 / AL 9ラミ工程表18 表面張力測定試薬「プラスチックフィルム・シートの表面張力測定のための試験用混合液 JIS K 6768 :1999」AL箔50〜70dyne/cmラミ巻取後エチレングリコールモノエチルエーテル表面張力dyne/cmmL22.6 25.4 27.3 30.0 31.0 32.0 33.0 34.0 35.0 36.0 37.0 38.0 39.0 40.0 41.0 42.0 43.0 44.0 45.0 46.0 48.0 50.0 52.0 54.0 56.0 58.0 59.0 60.0 61.0 62.0 63.0 64.0 65.0 67.0 70.0 73.0 100.0 97.5 89.5 81.0 73.5 65.0 57.5 51.5 46.0 41.0 36.5 32.5 28.5 25.3 22.0 19.7 17.0 13.0 9.3 6.3 3.5 1.0 紙の添加剤  ・酸、アルカリ薬品       (リグニンの分解)・白色剤 ・充填剤(印刷適性)・耐水性(サイズ剤)紙 / 接着剤 / AL 9 / PE 40接着強度250g/25mm ⇒ 100g/25mm ホルムアミドメタノールmLmL100.0 90.0 80.0 2.5 10.5 19.0 26.5 35.0 42.5 48.5 54.0 59.0 63.5 67.5 71.5 74.7 78.0 80.3 83.0 87.0 90.7 93.7 96.5 99.0 100.0 95.0 80.0 70.0 64.0 50.0 46.0 30.0 20.0 10.0 5.0 20.0 30.0 36.0 50.0 54.0 70.0 80.0 90.0 100.0 141図70 紙の添加剤による濡れへの影響例 表面張力値が不明なフィルムなどについては、表面張力測定試験液を用いて測定します。この試験液を表18に示しました。それぞれの試薬を表に示した割合で混合して、試験用混合液とします。 試験液は、表中のホルムアミドとエチレングリコールモノエチルエーテル(30.0〜58.0dyne/cm)およびメタノールと蒸留水(22.6〜27.3dyne/cm)、あるいはホルムアミドと蒸留水(59.0〜73.0dyne/cm)の混合割合で試験液を作り使用します。 この試験液は、比較的安定していますが、3〜6カ月を目安に作り替えることが望ましく、試験は一定長さの綿棒(ステンレス製が望ましい)に、20〜25mm幅の脱脂綿を巻き、試験棒とします。 フィルムに該当する表面張力と思われる試験液を使用して、濡れていると判断した値をそのフィルムの表面張力値とします。ただし、汚れたフィルム材料の表面を測定すると、正確な値は得られません。<引用文献>1) 日本化学会編:「化学便覧」,p529〜530,丸善(1966)2) 日本化学会編:「化学便覧」,p541〜544,丸善(1966)コンバーテック 2021. 12

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