コンバーテック2025年4月号_見本
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CH C口NVERTECHCCNVERTECH CCNVERTECH CCNVERTECH C口NVERTECHCCNVERTECH CCNVERTECH CCNVERTECH □□□鯰44不二鉄工所 松本拓人社長 ウェブハンドリング機器メーカーの不二鉄工所(大阪府交野市星田北6-52-11)は、フィルム・シート状製品を高精度に「巻く」技術を核に、巻取機、スリッター、ロールの自動包装機を手がける。食品包装分野をはじめ、フラットパネルディスプレイ(FPD)用途やバッテリー部材など最先端分野に用いられる材料向け装置を多く世に送り出してきた。創業70周年を迎える今年、新本社・新工場が完成。社員の福利厚生の向上や人材獲得に向け、社の新たなイメージ作りに力を入れる。国内では人手不足や熟練者の減少が深刻な課題となる中、「自動化」がキーワードになりつつある。巻取機、スリッター、ロール包装機の3事業を1社で手がけてきた強みを生かし、「工場の完全自動化ライン」を提案し、省人・省力化に貢献する方針だ。松本拓人社長に聞いた。 めた。「圧巻品質で挑む」を新たなスローガンに掲げ、さらなる飛躍を誓う。新本社と、同時に設置した交野第三事業所は2024年12月から稼働を開始した> 当社は1954年に大阪市内で創業し、その後、創業20周年で寝屋川市内に移転しました。30周年で交野市に交野第一事業所、50周年で第二事業所を整備し、70周年にあたる今年、JR学研都市線の星田駅前に新本社と第三事業所を設置することになりました。節目ごとに着実に事業を拡大し、発展してきた経緯があります。 長らく交野第一事業所が本社機能を兼ねていました。40年経った建物が老朽化していたのに加え、少( 尾立志保子)コンバーテック 2025. 4子化で人材採用が年々難しくなる中、会社の新しいイメージ作りに本腰を入れて取り組む必要があると考えていました。 最も悩んだのが社名です。当社は設計から部品製作、加工、組み立て、セットアップ、調整まで一貫して社内で行うメーカーですが、社名に「鉄工所」とあると、何となく工が多い。若い人たちが応募を考える入口で、そこがネックになっているのではないか。社名を変えればもっと人材が入ってきてくれるのではないかと考えました。 とはいえ、コンバーティング業界でも昔からたくさんの方に親しんでいただいている愛着のある名前です。それに、「メーカー」と看板を掲げていてもアッ場のイメージを持たれることJR星田駅近くに建設した新本社松本拓人社長 ■「鉄工所」のイメージ払拭<2年前の創業68周年を機に会社のロゴマークを改新本社で社のイメージ一新巻取・スリットから包装まで自動化を

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