コンバーテック2025年4月号_見本
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ヒッ9-L6 C口NVERTECHC口NVERTECHCDNVERTECH CDNVERTECH CDNVERTECH C口NVERTECHCDNVERTECH CDNVERTECH CDNVERTECH コンバーテック 2025. 4眺めのいいテラスは社員の憩いの場にいだりする息抜きの場になるはず。いろいろな楽しみ方ができるオフィスになればと思います。部材であるセパレータ向け装置の生産に注力してきた。海外の売り上げ比率が高い状況が続いていたが、今後は国内の人手不足を背景に「自動化」に照準を定める> 直近10年ほどは中国向けセパレータ用装置の仕事が特需で、売り上げの大半を占めていました。しかしながら、2023年、24年は約160億円の受注のうち社内体制だけでは4割弱ほどしか対応できず、残りは外部の協力会社に製造を受託しました。もう少し社内で内製化できるようにしたいと第三事業所を設置しました。床面積約1500m2で、全体の組み立て能力が従来の約1.5倍になりました。 世界的にEV販売の勢いが減速した今、バッテリー業界の先の予測は非常に難しいと感じています。そんな中、国内市場では深刻な人手不足から「自動化」が1つのキーワードになりつつあり、当社にとってビジネス拡大の切り口になるととらえています。 当社は巻取機とスリッター、包装機の3つを自社で開発・製造していますが、それらを完全自動で組み合わせたラインを以前から提案していました。バブルの頃にたくさん売れたと聞いています。自動化するために機械を入れるのと、人を雇い入れるのとどちらがコスト的に安いか。以前はそ本社近くに新設した交野第三事業所組み立てをメインで行う交野第三事業所内。15トンクレーンが3機あるんな比較の上で機械が安いとなれば、購入されていました。今は様相が一変しました。とにかく現場に人が足りず、機械を入れて自動化しないと工場としての機能を発揮できないような待ったなしの状況になっています。やスリッターでロール状に巻き取られた原反材料を包装する装置。サイズを計測してからプラスチックフィルムや紙で包み、両端をきれいに織り込む。包装されたロールの中央や両端、外周を順にテーピングするといった工程を自動で行う> ロール包装機は以前からある商品ですが、最近、問い合わせが増えています。ロールの巻径やロール幅が異なるものでもランダムに投入可能で、ロール状包装をサイズに合わせて自動でカットします。包装作業を人手で行っている現場もまだあるかと思いますが、これから人が減っていく中で、大きくて重量のある原反ロールを動かしたり回転させたりといった作業は、事故や異物混入リスクもあり難しくなるのではないでしょうか。 スリッターは、フィルム生産工場で多く使用される広幅でスピードが重視される1次スリッターをメインに、それらスリットされたフィルムをユーザーの要求幅にスリットする2次スリッター(フリクション型)まで手がけています。 1次スリッターはオーダーメードで製造され、その要求から自動化が早くから定着しています。巻取機もエアシャフトを自動で抜き差ししたり、紙管を自動供給したりするものもあり、多くの販売実績があります。 まずはフィルムメーカー向けに、巻取機、スリッター、包装機を結合させ、一連の作業が全自動で行えるラインを提案していきたいと考えています。大型ラインになるので既存の工場の場合はスペースの問題を解決する必 ■人手不足で国内市場に商機<近年は、電気自動車(EV)向けのリチウムイオン電池(LiB) ■3機器セットの自動化ラインを提案<最近引き合いの多い包装機は、製膜製造ラインの巻取機鬱1!雙

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