CDNVERTECH C口NVERTECHCDNVERTECH CDNVERTECH CDNVERTECH CDNVERTECH CDNVERTECH CDNVERTECH C口NVERTECH• :i/ j 7上下巻自動切換式2軸ターレット型自動センターワインダー要がありますが、あらかじめレイアウトができる新規の工場では採用されるケースが多くなっています。 人が足りないのはどこも同じで、今の状況は当社にとって追い風。国内需要で新たな商機をつかむことができるかもしれません。ルムの製造ライン内で決められた幅にスリットするとともに、短サイクルでロスを発生せずに高速巻取を可能にした機」などを開発したことで知られる> 皆さんがご家庭で使っている食品用ラップフィルムは、ほとんど当社の巻替機で巻かれています。1分間に20本巻き替えられる能力があり、それで何十年もやってきました。これを、1分間に30本巻き替えられるよう進化させたいと考えています。 これまでLiBのセパレータ向けの仕事の受注をこなすのに精一杯で、既存の技術のバージョンアップに取り組む余裕がありませんでした。セパレータの世界はどんどん広幅化し、中国では今や8m幅になっています。生産量を競うよりも、機械の能力を上げ、いかに効率良く生産するかが生き残りをかけたカギになっているのです。バッテリー需要が一段落した今、全く新しい機械を作るというのではなく、もともとあった技術に自動化やAIといったプラスアルファ印刷フィルムロール用自動包装機コンバーテック 2025. 4広幅高速スリッター不二鉄工所 松本拓人社長の要素を加えて付加価値を高めていけたらと考えています。 当社の研究開発棟には、デモマシンとして巻取機が1台、スリッターが2台と、巻替機、サクションロールを使ったテンションカット装置などを常設しています。顧客が新しいフィルムや基材を持ち込み、適正に巻き取れるか、切断できるかなどをテストする場所です。 ロール状のフィルムなど物性が安定したものをスリットするスリッターはどこで加工しても再現性が高く、あまり大きな問題は起きないのですが、製膜直後のフィルムに用いられる巻取機は難しい。当社でテストする際は、冷えて物性が安定した状態のフィルムですが、顧客の工場の製膜装置で製造されたインラインのフィルムは温かい生もののため、状態が安定しません。想定外のことが発生するのが常です。 シワの問題も同様です。シワは巻いている途中によく発生するため巻取機が原因とされることがあるのですが、実は製膜の途中でかかる応力に起因するケースもあります。 良質な巻取を行うためには、装置の役割が非常に重要です。当社の装置があらゆる事態を予測した能力に仕上がっているのか、そこまで分析した上でのご提案ができているのか。技術者の経験とノウハウ、巻取機メーカーとしての姿勢が日々、問われています。技術の研鑽と知識の集積に努め、巻取機専門メーカーとして「信頼される巻取品質」は変わらぬ価値としてこれからも大切に守っていきたいと思います。 どうしても変えたくなかった社名は、「唯一不二」という言葉に由来します。「世の中に一つだけで他に並ぶものがない」という意味で、創業の精神「オンリーワンのものをつくろう」につながるものです。70周年を迎えたのを機に、改めて自分たちの足元を見つめ直し、「技術の不二鉄工」の原点に立ち返ろうと気持ちを新たにしました。 目指すは名実ともにアジアNo.1の巻取・スリッターメーカー。真□にものづくりに向き合い、毎年安定した売上げを計上できる体質の会社にしたい。顧客の課題解決のお役に立ち、喜んでいただけるようこれからも社員と一緒に「圧巻品質で挑む」をスローガンに取り組んでいきます。 ■既存の技術に磨きをかける<同社は、食品包装用フィルムの自動巻取において、フィ「ターレット型自動巻取機」や「家庭用ラップフィルム巻取嬰咽9lnterview
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