コンバーテック2025年4月号_見本
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/ ヽr如、rvヽ心ヽrvへ心CCNVERTECH CCNVERTECH CCNVERTECH CCNVERTECH CCNVERTECH CCNVERTECH CCNVERTECH CCNVERTECH CCNVERTECH \ 胴場) Shi“Etsu日1言化学工業株式会社www.nissin-chem.co.jp 鱈\―ヽ""______),,‘、\‘J^‘―‘/‘` ------,,,,,,---―-―-―-一VAc/ヽr、5SiOSiO、/‘rvへ^、母/ヽぐンJ/VAc4.シリコーン/酢酸ビニルエマルジョン「シャリーヌ」コンバーテック 2025. 464アクリル系エマルジョンビニブラン785白化乾燥直後0.802100日後0.075表3 ビニブラン785の耐可塑剤性Gro11p 図5 シリコーン/酢酸ビニルの構造イメージ 基材への密着性、耐水性、耐アルコール性など、ビニブラン701では種々の機能性を付与している。特に塩化ビニル樹脂由来である耐アルコール性に関しては顕著な向上が見られる。 このように、ビニブラン701では分散性だけでなく密着性や耐性などバインダーとしての機能性も付与している。ング剤の開発を進めている。 コーティングする基材として塩化ビニル樹脂があるが、可塑剤を含有している。可塑剤は経時でブリードする可能性があるため、コーティング膜の機能性が損なわれる事象が発生する。 可塑剤を塗膜面に接触した試験と軟質塩化ビニル樹脂にコーティングした後の経時での動摩擦係数の測定結果を表3に示す。 耐可塑剤性の評価方法はコーティング面に可塑剤DINPを染み込ませた綿布を置き、室温にて2日後確認している。アクリル系エマルジョンでは、塗膜面が白化するが、ビニブラン785では白化は起こらない。また耐可塑剤移行性においては、アクリル系エマルジョンでは可塑剤移行による動摩擦係数の低下が見られるが、ビニブラン785では低下が抑えられている。 このように塩化ビニル樹脂シートの保護コーティングとしての機能性が期待できる。3.新規品「ビニブラン785」の機能性 当社では新たな機能性として「耐可塑剤性」を有するコーティ 当社では接着用途で使用する酢酸ビニル系エマルジョンと、摺動性付与用途で使用するシリコーン系エマルジョンがある。 接着性と摺動性はいわゆるトレードオフの機能であるが、両機能性を併せ持つ、シリコーン/酢酸ビニル共重合樹脂エマルジョン「シャリーヌ1800シリーズ」の開発に成功した。 従来になかった「表面摺動性と基材密着性の融合」を実現することで、コーティング膜面は摺動性や防汚性に加え、親水性から撥水性まで自在に表面特性を設計可能である。基材も樹脂やフィルム、金属、木材、皮革など広範に対応する。 分子構造イメージを図5に示す。特殊な技術によって構造を設計することで機能性をコントロールしている。特徴の1つとして、塗膜面の親水性〜撥水性までのコントロールがある。 図6は塗膜面に水滴を滴下した際の画像である。塗膜表面のシリコーン/酢酸ビニルの配向性を調整することで、塗膜面の濡れ性をコントロールすることができる。 摺動性に関しては、ラインアップに関わらず付与することができる。図7に摩擦係数の評価結果を示す。いずれの品番でも摩擦係数の低下効果を発現する。 これまで、一般的にはシリコーン系合成樹脂エマルジョンはVAc/ヽ/ヽc>,SiO主鎖:シリコーン側鎖:酢酸ビニルSiO/ヽrr5VAc耐可塑剤性塗膜状態(2日後)耐可塑剤移行性動摩擦係数加えることで、性能を向上させ、新たな機能を付与する日信化学工業の製品。紙,布,金属,樹脂などの素材に、塗ったり混ぜたりすることで、特徴ある性能を付け加えることができる材料です。変化なし0.6330.479Spotlight特集特集add us, add value. 加える。変える。価値をうみだす。`‘ l~~x

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