3210鯰)−数(係擦摩• • • • • • • • • • • • • • • • • • • • • •1'’’’’. • ·’’·· • • ·’’• •1,l'’’. • ·’’• • • • I651807図6 各製品の塗膜濡れ性図7 各製品の摩擦係数京都大学アイセムスの研究グループは、「多孔性ファンデルワールスフレームワーク(WaaF)」という繰り返しリサイクルできる安定な多孔性材料を開発した。現在工業的に利用されている多孔性材料はナノサイズの原子・分子の網目が強力な化学結合によって構成されており、近年では配位結合や共有結合などの化学結合を巧みに用いた高機能多孔性材料の開発が展開されている。一方で分子同士の間には、化学結合がない場合にも引き合うファンデルワールス力が存在するが、化学結合と比較するとその力は非常に弱く、共有結合に比べて数百分の一程度のエネルギーでしか引き合っていない。そのため分子や原子を化学結合で強く繋げることが多孔性材料を合成する必要条件として広く定着している。同研究グループは、ヤモリをヒントに、大きな面積で2つの物体を近づけた場合その接触面積に比例してファンデルワールス力が強くなることに着目し、金属錯体多面体(MOP)分子を用いて、• • • • • • • • 1815MP1827• • • • • • • • • • • • • • 図8 シャリーヌ1800シリーズの特性チャートファンデルワールス力を基盤とする多孔性材料の合成を実施。使用したMOP分子は直径約2nmの八面体型で、分子表面が互いに効率的に接触できるように平らに設計されている。このMOP分子を溶液から結晶化させることで、MOP分子が3次元の網目状に積み重なった構造体の合成に成功。MOP分子同士は互いに平面部分を密着させるように規則的に並んでおり、従来の多孔性材料と同様、細孔から溶媒を取り除いても元の網目構造は完全に維持された。また網目構造に対して計算を行ったところ、MOP分子の間には共有結合に匹敵する強さでファンデルワールス力が働いていることが明らかになった。同様のWaaFは分子表面の構造が類似した別のMOP分子を用いても合成可能。また従来の多孔性材料と異なり分子の網目が化学結合で繋がれていないことから、必要に応じて溶解・再結晶させることで、多孔性材料としての機能を何度も再生させることができる。 • • • • • • • • 添加剤であり、酢酸ビニル系合成樹脂エマルジョンはバインダー樹脂として分けて使用されていることが多いが、シャリーヌ1800シリーズは、高機能性塗膜を1液で発現する。各品番の特性チャートを図8に示す。 現在のラインアップは3品番あるが、各機能性に特化したタイプであり、各顧客ニーズに応じて提供している。コンバーテック 2025. 4の特徴を「濡れ性」「摺動性」という面から紹介した。各種コーティング材料には各種機能性が求められる。昨今の幅広い市場ニーズに対し応えるためには、様々なポリマー骨格の合成樹脂エマルジョンを開発する必要がある。今後は環境配慮型など市場の変化に伴い、さらなる機能性の追求や用途開発を行っていく予定である。5.おわりに 本稿ではビニブランの特徴を「分散性」「耐性」、シャリーヌ ファンデルワールス力を用いた多孔性材料コーティング1807動摩擦係数1815MP18270.160.120.080.040.0018071815MP1827静摩擦係数■■■ ■■■ 耐溶剤性防汚性耐水性□動性透明性耐スクラッチ性Spotlight( 小林千咲希)• • • • • • • CDNVERTECH C口NVERTECHC口NVERTECHCDNVERTECH CDNVERTECH CDNVERTECH CDNVERTECH C口NVERTECHC口NVERTECH·l'’’l’'ー··’’·· • • • • • ·l'’’•’’. • • • •• • • • • • •1'’’’’. • ·’’·· • • ·’’• 特集特集. . . “
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