C口NVERTECHC口NVERTECHCDNVERTECH CDNVERTECH CDNVERTECH C口NVERTECHCDNVERTECH CDNVERTECH CDNVERTECH 情報伝達物質の吸着によるクオラムセンシングの阻害細菌と自己組織化成分の相互作用コンバーテック 2025. 474生活の中のいやな細菌のぬめりを抑制するバイオフィルム形成阻害剤ボンネットやバンパー、エアコンの本体カバーなど大型部材も加飾可能だ視覚障害者の歩行をサポートする「ココテープ」 会場の床にも80mほど貼られていた細菌情報伝達物質バイオフィルム形成阻害抗菌・抗バイオフィルム性の発言開発品ありバイオフィルム形成(排水溝のぬめり、歯垢など)有効成分なし自動車外装部材の加飾に挑むTOM成形塩化ビニル製の屋内用テープで視覚障害者の自由な移動をサポート布施真空(3DECOtech) その他にも、バイオフィルム形成阻害剤を紹介した。バイオフィルムとは、細菌などが排水溝や歯などに付着して形成するヌルヌルとした集合体のことで、同社は細菌の情報伝達物質を吸着することで、細菌同士をコミュニケーションさせないようにし、ヌルヌルの発生を抑制するバイオフィルム形成阻害剤を開発した。有効成分はpH等の外部変化により崩壊する自己組織化粒子となっており、銀イオンと同等の抗菌性と高いバイオフィルム形成阻害化能力を持っている。開発段階でサンプル提供はまだ行っていないが来年以降を目標としている。 真空・圧空技術を駆使した3次元表面被覆工法「TOM成形」を紹介した。スプレー塗装に代わる技術として、自動車内装部品の加飾においては数十年の実績がある。さらに、トイレの便座トップカバーや電子オルガン、介護ベッドの部材など応用分野を広げている。自動車の外装用途では、塗装工程のCO2の排出やエネルギー消費を大幅に削減できるというメリットを掲げTOM成形を活用した「ドライ加飾技術」への代替えを進めている。 代表取締役社長の矢葺 勉氏は「TOM成形は機械としての基本的な機能はできあがっていまして、今は対応するフィルムメーカーも増えて機能も多彩になり、加飾の実績も多くなってきました。自動車外装用途としては、塗装設備で世界シェア2位の企業とタイアップし、生産性を向上させているところです」と現状を語った。ウェット塗装では乾燥炉や排水設備、塗料循環設備といった設備が必要だが、ドライ加飾では不要となるためプラントサイズをダウンサイジングでき、リードタイムも短縮するなど、自動車業界の課題解決に貢献する技術である。 また、色替えも塗装に比べてフィルムを変更するだけと容易であり、様々な製品において豊富な色展開が可能なことから、多様化の時代にマッチする技術といえる。パナソニックのタンクレストイレ「アラウーノ」のトップカバーでは10タイプ(木目調を含む)をラインアップした。 フィルムによる電子基板の防水・封止を1回の加工で両面できる技術開発も完了している。従来のエポキシ、シリコンを使用した防水・封止の乾燥時間に比べ、大幅な時短が可能となった。LEDサイネージの防水加工などで採用が増えており、加飾以外への展開も紹介された。PLAYWORKS(WELL-BEING TECHNOLOGY) 視覚障害者の歩行をサポートする「ココテープ」は、幅48mmの屋内専用品で、両側面に高さ6mmの三角形の突起がある。裏面にはアクリル系粘着剤を使用した接着テープが貼られており、繰り返し使用できるように設計されている。塩化ビニル製で柔らかく、白□や靴の裏で触れた時に床材との質感の違いや両側面の突起を感じられるため、点字ブロックのように経路や方向性を認識できる。進行方向を示すのに適した3mロールと、危険箇所や停止位置を示すのに適した25cmバーの2種類を展開しており、ニーズや状況に合わせた自由なカスタマイズが可能。ハサミでカットして長さを調整することもできる。開発経緯について「点字ブロックは視旦□
元のページ ../index.html#62