鯰 CDNVERTECH C口NVERTECHCDNVERTECH CDNVERTECH CDNVERTECH CDNVERTECH CDNVERTECH CDNVERTECH C口NVERTECH77端部分の除塵に特化したクリーナー補聴器などの小型機器向け「S1A00210B」を開発フィルムエッジに特化したクリーナーの参考出品、ウェイビーの水切り用途への応用も 昨年に続き、独自構造のチャンバーを搭載した衝撃波クリーナー「ウェイビー」の実機デモを行った。非接触かつブロワーレスでも10μm以下の塵埃に対して高効率な除塵性能を発揮する。受注は好調に進んでいるといい、ユーザーの追加の要望に応えるうちに生まれたのが、参考出品したエッジクリーナーだ。 スリット時の切粉や粉塵がフィルムエッジから発生し、製品NGや次工程の加工不良の原因となることがある。「『全面ではなくエッジの除塵だけできればよい』というユーザーの声もありました」と担当者。ウェイビーは単体で50〜2500mm幅のウェブの全面の除塵が可能だが、これはエッジの除塵に特化。片持ちで350mmまで伸ばすこともできるため、片持ちの搬送設備の狭い場所にも設置でき、たとえばLiB電池向け巻回機等の狭幅のウェブなら全幅に対応することも可能だ。 同社はまた、ウェイビーを応用した水切り・脱水装置も開発中だ。現状、水槽から搬送基材を引き揚げた際に随伴する液体はエアーナイフなどで吹き飛ばす手法が一般的だが、生産環境中に液を吹き飛ばし、生産環境を汚染してしまうといコンバーテック 2025. 4若水技研(CONVERTECH)*1 入出力電圧差が小さくても動作できるリニアレギュレータ さまざまな電子機器に搭載されている*2 Bluetoothの中でも低電力で機器間の通信が可能な規格う問題があった。だが、ウェイビーを用いると、環境中に液を吹き飛ばすことなく、独自のチャンバー内に液を回収することができる。しかも、ウェイビー水切り装置通過後の水濡れ基材はほぼドライの状態となるため、これまでに必要としていた乾燥時間も大幅に短縮できる可能性もあるという。 除塵機能でもブロアーレスによる省エネ、生産環境を汚さないことを売りにするウェイビー。水切り用途においても、その売りは変わらない。 セイコーエプソンは、補聴器などの小型機器向けパワーマネジメントIC(PMIC)「S1A00210B」を開発した。サンプルの予約受付は2025年4月下旬、出荷は8月を予定している。 PMICは主に電子機器の電源供給を管理するICで、近年では2次電池への充電制御にも採用されている。同社は2016年から補聴器向けPMICを展開している。発売当時の補聴器は1次電池が主流で、使用経過に伴う電池電圧の低下や電池交換の手間、電池交換口への防水対策といった課題があった。そこで同社が保有していたワイヤレス充電技術を補聴器向けに開発したところ、複数の補聴器メーカーに採用され、充電式補聴器の実用化とともに補聴器の利便性向上に貢献してきた。現在、同社のPMICは小型機器向けPMIC「S1A00210B」 (上:表面、下:裏面)充電式補聴器用としてワイヤレス充電機能搭載1機種と、接点充電式2機種の計3機種に採用されている。 S1A00210Bの特長は、従来品のワイヤレス充電機能搭載PMIC「S1A00112B」に対し、転送周波数を向上させることで小型コイルの使用が可能になり、本体の小型化に貢献すること。またバッテリーの充電プロファイルの2種類記憶と、充放電回数管理もできるため、特性の異なるバッテリーや充電を繰り返したバッテリーにも最適な充電方法を適用できる。これにより充電の所要時間の短縮やバッテリー寿命を延ばすことに貢献する。これらのことから、多くの点で補聴器使用者の利便性向上につなげることが期待できる。 新たに汎用の供給電源LDO(Low Dropout)※1も搭載し、補聴器に搭載の進んでいるBluetooth Low Energy※2チップやセンサーチップなどへの電源供給に専用の電源ICが不要となり、部品点数が削減できる。それらを含め、小型機器の電源管理(受電、充電、電源供給、バッテリー保護、Flash ROM)を1チップにまとめたことで、回路設計の簡易化にも貢献する。( 金子葉月)“
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