CDNVERTECH C口NVERTECHCDNVERTECH CDNVERTECH CDNVERTECH CDNVERTECH CDNVERTECH CDNVERTECH C口NVERTECH□□□□87食品名コラーゲン含量(mg/100g)フカヒレハモ 皮のみハモ 肉のみ牛スジ牛肉豚白モツ豚レバー豚小間肉サケ 皮付きサケ 皮なしウナギ蒲焼ウナギ蒲焼のタレイカアサリ〆サバマグロ表1 主な食品のコラーゲン含量*柴野 富四99207660254049807503080180011902410820553011013801100700570驚です。 (なお蛇足になりますがアメリカ英語の発音では、gelは <補足ゼラチン、コラーゲン>グミとゼリーともにゼラチンを固めてつくるお菓子ですが、両者ではゼラチンの配合量が異なり、グミでは配合量が多く硬いものとなり、ゼリーでは配合量が少なく柔らかいものになります。ゼリーは水分の多いゲル状物質となっています。ちなみにゼリーでは柔らかく粘着性がありますのでゼリー同士が自着しやすいため、これを防ぐ目的でしばしば付着防止剤としてゼリーの外側表面に食用油や食品添加物として認可されているワックス類が塗布されます(剥離剤塗工ですね)注1)。 一般にソフトなトロリとした食感が求められるババロアや杏仁豆腐、ムースではゼラチン配合量がゼリーより少なくなります。さて、ここで[クウェスチュン]「クリームチーズ+ヨーグルト+ゼラチンからできるのは何でしょう?」 レアチーズケーキです。ちなみにゼラチンは英語でgelatin、ドイツ語でGelatine、ともにgel(ゲル)という語が入っています。ゼリーは英語でjelly、ドイツ語でGeleeです。そうそうゼラチンはアイスクリームにも使われているんですよ。市販のもので0.5%程度添加されています。ゼラチンを加えますと、室温でもアイスクリームが溶けにくくなり、かつアイスクリームへの空気混入量が増やせますので柔らかく仕上がります。そんなわけで柔らかさが重要視されるソフトクリームでは、ゼラチンは欠かせないものとなっています。 さて、いろいろな食品に含まれるコラーゲン量については、いくつものウェブサイトや文献注2)でご覧になれますが、興味深いものをセレクト、表1にまとめてみました。美味しい関西料理に欠かせないハモ(鱧)の数値を見てください、肉部に比べ圧倒的に皮に多いことが分かります。また牛肉やマグロに比べ、イカやアサリの方がコラーゲンリッチなんですね。意外やイガイ! 吃コンバーテック 2025. 4「ゲル」でなく[ジェル]、gelatinは「ゼラチン」でなく[ヂェラチン]、collagenは[カラジェン]だそうです。日本のカタカナ英語表記も困ったもんですね。「便利」の意のconvenienceは「コンビニエンス」でなく[クンブィーニアンス]と発音します。commentは「コメント」でなく[カメント]、curriculumは「カリキュラム」でなく[クリキュラム]、カレーライスのcurryは[カ〜リー]です。labelは「ラベル」でなく[レイブル]、coatは「コート」でなく[コウト]、ovenは「オーブン」でなく[アブン]、rollは「ロール」でなく[ロウル]、paperは「ペーパー」でなく[ペイパ(〜)]です。御免なさい余分な話でしたね)。 <手でどこからでも簡単に切れる密封小分け袋>お刺身を食べるとき私たちがよく使います醤油やワサビの小袋 (図1)は、たいてい片方向の熱シール部のどこからでも手で簡単に切れるようになっています。簡単に切れる仕掛けは、袋の端部に沿って設けられた<多数の微細な傷痕群>余聞㉓「食卓の粘着と剥離(13) マジックカット」<補足ゼラチン、コラーゲン><手でどこからでも簡単に切れる密封小分け袋><ナマズのミライ><現代奴隷制 強制労働下の子供たち>粘着と剥離
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