日本アグフア・ゲバルト(株)は、プリプレスのファクトリーオートメーションを強力に推進する拡張ツール「APOGEE Drive AutoPilot(アポジー・ドライブ オートパイロット)」の販売を7月26日より開始する。
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 近年、印刷会社に入稿されるデータは、印刷発注者のDTP環境の変化などにより多種多様なデータ形式になっている。そのため、多種多様なデータを製造に最適な形式に整える必要があり、製版前の準備工程において非常に大きな手間と時間が必要。アグフアは、小ロット多品種化が進む市場の中でいかに多くのジョブを省力化してファクトリーオートメーションを実現するかが、印刷会社における今後の重要な取り組みになっていくと考えている。IGAS2018では究極のオートメーション化を推進する「APOGEE Drive AutoPilot」を発表する。
 アグフアの世界初のクラウドワークフロー「アポジー・クラウド」に続くクラウド型の製品であり、専用サーバーが必要なく手軽にはじめられるサービス。IGAS2018では製品の説明とデモを実施する。
 アポジー・ドライブ オートパイロットは、クラウド型ファイルストレージサービス「アポジー・ドライブ」の拡張機能版。入稿されたファイルの様々な情報を読み取り、ルールにあわせて自動振り分けやデー
タチェック、さらには、カスタマイズ可能な様々なレポートを作成する。
 例えば、入稿データがWordファイルであった場合、それを自動判別し、PDFに変換する必要があることを担当者やクライアントに自動で知らせる。また、面付け工程の進捗、複数のジョブをギャンギングした面付け数のレポートを構築し、必要に応じてMISとの連携を図ることも可能。
 今まで人の手間と時間がかかっていた細かな作業を自動化し、印刷会社ごとの運用に合わせてカスタマイズされた、入稿からプレート出力までのオートメーション化を提供する。
 製品の主な特徴は次の通り。
・パッケージ製品の機能に限定されない自由なカスタマイズ環境
・使用システム環境に合わせて導入可能
・アグフア アポジーワークフローとの連携により、入稿からプレート出力までのオートメーションを実現
・クラウド型のためサーバー・ソフトウェアの管理が不要
・常に最新バージョンの環境を提供
・Asanti(アサンティ)と連携した、大判データの仕分けやカラースペースなどの自動データチェック
※ Asantiは、アグフアのワイドフォーマットインクジェットプリンタ用RIP
連携可能ソフトウェア
 - APOGEE Prepress Manage
-  APOGEE Prepress Integrate
販売開始日:2018年7月26日
希望小売価格:構成により異なる。