東京応化工業(株)横浜市立大学は理論解析を用いたナノからオングストロームへの高純度化技術の確立を目的とした共同研究室「東京応化工業 理論解析共同研究室」(横浜市立大学金沢八景キャンパス内)を設立した。
 量子化学計算、第一原理計算、および分子動力学計算の3手法を組み合わせることで、原子分子、固体表面、高分子の各状態を「見える化」し、原子レベルで精密に構造制御されたナノプロセス材料の開発と、超高純度の単離精製技術の確立を目指す。
 共同研究内容は次の通り。
 量子化学計算領域:高精細な半導体加工のためには、構造が精密に制御された感光性樹脂が必要となる。最新の量子計算手法を用いて、重合反応の精密なシミュレーションを行い、ナノスケールで均一化した樹脂の合成を目指す。
 第一原理計算領域:周期境界条件による界面無限表面モデルから、半導体の微細加工の鍵となる腐食プロセスと表面保護プロセスを計算機上で再現し、保護剤などの半導体製造に必要な薬品の設計に生かしていく。
 分子動力学計算領域:大規模計算モデルを用いて高分子の構造や特性を予測し、高度な機能を有するフィルムの製品開発につなげていく。