<2020年5月14日発>ダウワールプール・コーポレーションおよびレイノルズ・コンシューマー・プロダクツは提携し、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)流行の最前線で立ち向かう、勇気ある医療従事者が待望する防護マスクを提供することを発表した。この共同プロジェクトでは、WINヘルスラボ合同会社を通じてヘアキャップやマスクなどの保護具を製造、販売し、初期生産分は病院に寄付される。
 「私たちは、N95マスクと防護マスクを通常の10倍の速さで消費しています。これらは、ウイルスに感染した患者に直接かつ頻繁に接する最前線に立つ医療従事者の安全を確保するため、最重要の医療用品となります」と、米国ミシガン州セントジョセフにある医療機関スペクトラム・ヘルス・レイクランド(ワールプール・コーポレーション本社近くに所在)の理事長で医学博士のローレン・B・ハメル氏は述べている。
 共同チームにより製作された個人保護具(PPE)は、電動ファン付き呼吸用保護具またはPAPRと呼ばれ、従来の医療用マスクとバイザーに代わる役割を果たす。取り換え可能なポリエチレン樹脂製のフェイスシールドが特長。この透明なシールドは、柔軟で付け心地が良く、別の患者を診る際に素早く取り換えることができる。
 ダウ、ワールプール・コーポレーション、レイノルズ・コンシューマー・プロダクツが、それぞれの支援の方法を探している中でこのユニークな連携が誕生した。「各社内の有志は、地元の医療機関に支援の手を広げ、どのように役立てるか調査しました。設計工程を加速するため、私たちは敏捷性を持ったバーチャルチームを結成し、書類作業から製品の認証まで、わずか7週間でたどり着きました。このユニークな結び付きと非常に有能な人材が費やした膨大な努力によって、現在、防護マスクを製造し、地元の最前線に立つ医療機関を支援することができています」と、WINヘルスラボ社長でワールプール・コーポレーションの技術担当バイスプレジデントであるクリスチャン・ジアンニ氏は述べている。
 ワールプール・コーポレーションは、ヘッドセットの設計、製造、組み立てを担当した。ダウがポリエチレン樹脂をフェイスシールド用に提供し、Hefty®ブランドのメーカーであるレイノルズ・コンシューマー・プロダクツが、使い捨てフェイスシールドを設計、製造した。また、フォルクスワーゲン・オブ・アメリカが、素材とサプライチェーンに関わる業者を仲介し、重要な部品を調達した。
 「この連携は民間部門による継続的な取り組みの証であり、業界を越えて行われる素早い対応は、かつてなく必要とされるタイミングで医療ソリューションを革新します。ダウのチームは、この取り組みに参加できることを誇りとし、COVID-19との戦いにおいて引き続き、時間と能力、そして素材科学の専門性を提供します」と、ダウ会長兼CEOのジム・フィッタリング氏は述べている。
 ワールプールとダウが操業している地域にある病院と、PPEを必要とする他の病院に寄付するため、第一段階では2千ユニットが製造されている。必要とされるPPEをなるべく多くの医療機関に届けるため、Hefty®のチームが最初のフェイスシールド100万個を寄付している。「安全で効果的なPPEを提供するこの取り組みに貢献できてうれしく思います。複数の企業が知見を持ち寄ることで、最も必要な時に新しいシールドを届けることができました」と、レイノルズ・コンシューマー・プロダクツCEOのランス・ミッチェル氏は述べている。
 ミシガン州保健局バーリン郡保険官のニッキー・ブリテン氏によると、COVID-19への対応は継続し、しばらく続く。「医療従事者向けに必要なPPEがなくては、ウイルスがさらにまん延し続け、最終的にはCOVID-19のためにより多くの命が失われることになります」
 防護マスクは生産中であり、米国食品医薬品局(FDA)の緊急使用許可機関によって明記されたガイドラインのもと、短期間で使用可能になった。これによって、当局は公衆衛生緊急事態時に必要な医療対策を可能とし、使用を促進できる。
 「この危機に関わるあらゆる医療従事者の勇気と責任感に感謝します。ダウおよびレイノルズと連携しながら、最重要となる装備を最前線の医療従事者に提供し、彼らとその患者をパンデミックとの戦いから守る手伝いができることを光栄に思います」と、ワールプール・コーポレーション会長兼CEOのマーク・ビッツァー氏は述べている。