三井化学(株)は、国連環境計画(United Nations Environment Programme/所在:ケニア、ナイロビ、事務局長:インガー・アンダーセン。以下、「UNEP」)が主催するスタートアップ支援プログラム「The Asia Pacific Low Carbon Lifestyles Challenge」に参画し、プラスチック廃棄物削減に貢献する、革新的なアジアのスタートアップ企業3社を選出した。今後、三井化学グループはこの3社に対し、助成金(各社に1万ドル)を提供するとともに、UNEPと共同して技術指導・運営支援などに取り組んでいく。
「The Asia Pacific Low Carbon Lifestyles Challenge」とは
 プラスチック廃棄物削減、低炭素モビリティ、持続可能エネルギーの3つのカテゴリーにおいて、アジアのスタートアップ企業を広く募り、毎年10社程度を選定(今年は100社以上が応募)。三井化学を含むパートナー企業・団体とともに、選定企業へ助成金提供、技術指導・企業運営のアドバイスなどの支援を実施する取り組み。
 今回選出したスタートアップ企業3社は次の通り。
AYA Cup(ベトナム): http://ayacup.com/en_gb/
 大学、イベント会場などで、リユース可能なカップの利用を支援するシステムを提供
REMAKE HUB(中国): http://www.remakehub.co/
 廃棄された漁網を回収し、サングラスフレームなどリサイクル製品を提供
The Green Road(ブータン)
 廃プラスチックを道路のアスファルト代替として利用し、低コストの舗装を提供
 三井化学は、2018年4月にESG推進室を設置し、ESG要素を経営・事業戦略に積極的に取り込み、「環境と調和した共生社会」「健康安心な長寿社会」の実現に向けてビジネスモデルの変革を進めている。プラスチックを中心とする製品・サービスを提供する化学企業として、気候変動とプラスチック問題は、真摯に取り組むべき重要な社会課題。三井化学グループは、両問題への対応を一体の課題としてとらえ、循環経済の実現に取り組んでいく。
■国連環境計画(United Nations Environment Programme(UNEP))とは
 1972年の国連総会決議に基づいて設立された団体。国連人間環境会議において採択された「人間環境宣言」および「環境国際行動計画」を実施に移すための機関として、国連諸機関の環境に関する活動を総合的に調整管理し、国際協力を促進していくことを任務としている。設立以来、オゾン層保護のためのウィーン条約策定をはじめ、数多くの国際環境条約の交渉で主導的な立場を担っている。