三菱ケミカル(株)は、国内トップシェアであるアクリルシートが新型コロナウイルスの飛沫感染防止用に採用が増加していることを受け、製品および使用上の注意について発表した。
 同社のアクリルシート「アクリライト™」は、透明度が高くガラスよりも軽いため、間仕切りとして工事を必要とせず設置が可能であり、オフィスやクリニック等の来客と近距離で接する機会の多い受付に採用が進んでいる。また、優れた加工性により複雑な形状の間仕切りに対応可能であるため、感染防止を図りながら営業を行う様々な小売店や飲食店からの需要も増加している。3月下旬より飛沫感染防止用途で受注が増加し、足元の受注も従来比3割程度増加しているが、同社は国内外に十分な製造設備を有しているので、今後の需要増加にも適宜対応していく。
<アクリライト生産能力>
 日本(富山):30,000t/年
 中国:20,000t/年
 タイ:43,000t/年
<使用上の注意>
 アクリルシートを含むプラスチックの間仕切りの採用が進む一方で、誤った使用方法も増加しているので、以下2点について注意を喚起する。
1.火気使用環境での注意
 アクリルシートは他の多くのプラスチックと同様に可燃性を有しているので、着火源に接触すると燃える恐れがある。周辺で火を扱う環境(飲食店のコンロ周辺や喫煙エリア等)での使用は避けること。
2.消毒における注意
 濃度の高いアルコールで拭き取り消毒をされた場合、端部に微小なクラック(傷)が発生する場合がある。クラックの発生を防ぐために0.05%以上の次亜塩素酸ナトリウムなどの水系消毒液を含ませた柔らかい布等で拭くことを勧める。