SnapCrab NoName 2020 9 14 15 30 31 No 00 R BASFの傘下であるIsobionics社(アイソバイオニクス、本社:オランダ)が生産するバイオテクノロジーベースのバレンセンが、日本国内市場向け食品添加物として初めて、厚生労働省により8月に指定された。食品添加物は、味や食感、品質などを維持または向上させるため製造加工の過程で食品に添加するもの。バレンセンおよびバレンセンを原料とするヌートカトンは、オレンジやグレープフルーツにも含まれている重要な成分で、日本国内の香料業界(F&F)において需要が高い成分。Isobionicsの製品は、主に清涼飲料水などの飲料用フレーバーとして使用されており、今回の指定により、Isobionicsのバレンセンとヌートカトンが日本国内でも食品添加物として使用、商品化が可能になる。
 国内の香料業界(F&F)では、柑橘系の原料に対するニーズが高まっている。「日本で食品添加物としてバレンセンの使用が承認されたことは、アジア太平洋地域で柑橘類フレーバーを商品化するにあたって画期的なことです。日本はアジア太平洋地域において重要かつ急速に成長している市場であり、当社の高品質な製品をお客様に提供できることを嬉しく思います」と、Isobionicsのセールスマネージャー Marc van Leuven(マーク・ヴァン・ルーヴェン)氏は述べている。

バレンセンおよびヌートカトンの製造方法
 Isobionicsは、独自の発酵技術でバレンセンやヌートカトンなどの柑橘系オイル成分を生産しています。発酵は、ビールの醸造やパンを焼く過程でよく知られている古代から続く技術。このプロセスは、再生可能な原料に基づいており、季節的な要因に左右されることもないため、高品質で安定した製品の供給が可能になる。

Isobionicsの買収について
 Isobionicsは、オランダのへレーンにあるバイオテクベースの香料原料会社。ヌートカトンやバレンセンなどの柑橘系オイル成分を中心に、香料業界(F&F)市場向けの幅広い原料を開発・生産している。2019年にBASFが買収し、BASFのアロマイングリディエンツ事業の一部となった。
 さらに、BASFのニュートリション&ヘルス事業本部では近年、酵素の研究と生産に特化したグローバル・ビジネス・ユニットを設立した。酵素は、食品、飼料、技術産業における天然加工助剤をはじめ、幅広いアプリケーションの原料として利用可能。