サッポロビール(株)昭和アルミニウム缶(株)と連名で、(公社)日本包装技術協会が主催する「2020日本パッケージングコンテスト」(注1)において「少量多品種生産に対応したデジタル印刷缶の採用」(作品名称)の応募により包装アイデア賞」を10月6日に受賞した。
 消費者の嗜好の多様化や購買形態の変化に対応するため、ビールテイスト飲料市場では様々な特長を打ち出した商品を少量多品種生産することが求められている。この場合、使用する包装資材も同様に少量多品種生産が求められるが、缶容器の生産における従来のオフセット印刷技術はデザイン変更に時間を要するため、一定数量以上の生産ロットが必要であり、少量多品種生産には適さない課題があった。そこで少量多品種生産に有効な新たな印刷技術であるデジタル印刷缶を採用することにより、変化への対応が可能となった。
 今回の取り組みの特長は、インクジェットによる印刷によりデザインの変更が容易になったこと、さらには極小ロットでの缶容器生産が可能になったことがあげられ、昭和アルミニウム缶が技術提供を行い、サッポロビールが企画推進を実施した共同の成果である。
 サッポロビールが運営している「HOPPIN’GARAGE」(注2)は、この取り組みにより消費者の希望するネーミングやデザインを短期間に容器のデザインに反映することができるようになり、消費者と直接コミュニケーションを行いながら、商品製造や、イベント開催などの活動をすることが可能になった。

2020 10 14 sapporobeer

「HOPPIN’ GARAGE」発売製品一覧 

1. 受賞内容
2020日本パッケージングコンテスト「包装アイデア賞」
作品名称:「少量多品種生産に対応したデジタル印刷缶の採用」
受賞企業:サッポロビール(株)、昭和アルミニウム缶(株)

2. 受賞式
2020年10月9日(WEB開催)

3. 特長
①インクジェットによる印刷で印刷版の制作が不要、デザインの変更も容易で、缶容器生産のリードタイムが短縮される。
②1缶ごとに異なるデザインとすることも可能であり、極小ロットでの缶容器生産が実現できる。
③キャンペーン缶などの限定商品を中心に、写真やグラデーションを多用したデザインに対応できる。

(注1)「2020日本パッケージングコンテスト」:(公社)日本包装技術協会により、時代と社会の要請に対応した、生活文化に優れたパッケージ及びその技術の普及開発に資することを目的に毎年開催されている。
(注2)「HOPPIN’GARAGE」:一般のお客様から募った斬新なアイデアをもとに極小ロットでビールをつくり、コミュニティ内のユーザー評価や市場性を踏まえて実際に商品化を目指す「共創」プロジェクト。既に18品のオリジナルビールが試作品として生み出され、そのうち7品が商品化されている。

<参考>「HOPPIN’GARAGE」URL:https://www.hoppin-garage.com/