BASFは、2020年12月17日、タイのバンプーにある既存のポリウレタン(PU)システムハウスに隣接する「ASEANテクニカル・ディベロップメント・センター」を開設した。同施設では、最先端のプレポリマーリアクター技術により硬化剤(B剤)を生産する。硬化剤は、製品開発の効率を向上させ、PU素材や溶剤をより早く市場へ投入するために重要な要素。この先進的なリアクター技術は、さらに生産能力を向上できるように設計されており、すべてのグレードにおいて、最も厳しい顧客ニーズにも対応する。新しいプレポリマーリアクターの技術によってPU製品のカスタマイズを可能にし、技術開発を促進させる。
SnapCrab NoName 2021 1 7 13 52 38 No 00 R ASEANテクニカル・ディベロップメント・センターでは、より高度な試験やソフトウェア機能など、新しいサービスもアップグレードされている。新しいプレポリマーリアクター技術により、中国、韓国、ドイツにおけるBASFの技術サポートネットワークを強化し、補完している。
 「ASEANテクニカル・ディベロップメント・センターを通じて、お客様をサポートし、主要な産業やアプリケーションにおけるASEANの成長機会を活用できるよう支援しています。ポリウレタンシステムハウスの拡充とともに、より信頼性の高い供給、技術的な専門知識と革新力でASEAN地域に貢献していきます」と、BASFパフォーマンスマテリアルズ事業本部 アジア太平洋地域のバイスプレジデント、アンディ・ポスルスウェイト氏は述べている。
 BASFはこれまでにも、バンプーにあるポリウレタンシステムハウスの生産能力を増強し、ASEANにおける自動車、コンシューマー、建設およびインダストリアル市場での需要拡大に対応するため、総面積2,700m2のシステムハウスに撹拌槽やリアクター、貯蔵用タンクを追加している。
 ASEANの自動車市場は、差別化された製品と新たなアプリケーションにより、生産台数ベースで成長を続けている。タイとインドネシアは東南アジア最大の自動車産業を有し、また、ベトナムは世界最大のフットウェア輸出国の1つとして、より多くのメーカーが製造拠点を東南アジアに移転するのに伴い、産業の成長が期待されている。