食品、医薬品向け包装機械のグローバルメーカーであるシンテゴンテクノロジー(本社:ドイツ、旧社名:ボッシュパッケージングテクノロジー。以下、シンテゴン)は、2025年までに全ての食品包装機械において、単一プラスチック、紙といったリサイクル可能な包材に対応する。
 すでに数々の包装機においては、こうしたリサイクル可能な包材を使用した包装機を世界中に提供しており、2025年にはすべての包装機においてリサイクル可能な包材に対応するようグローバル全体で取り組んでいる。
 日本法人(シンテゴンテクノロジー(株)・東京都渋谷区)においても、単一プラスチック、紙包材に対応した包装機の提供は可能で、2021年中には、国内での縦型包装機による包装サンプルの製作を始める。
 シンテゴンは、グローバルな包装資材メーカーやユーザーとともに、包材の機能性や環境負荷、経済性といったさまざまな問題を解決すべく、2025年にむけて改良を重ねている。
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紙包装における150年の実績と取り組み
 欧州では循環型経済に向け、プラスチック・リサイクルを本格化する動きが高まっている。EU政府は、リサイクルできないプラスチック包装廃棄物に課税する方針を 示している。それに伴い、さまざまな分野の大手製造メーカーも2025年までにサステナブルの実現に向けて取り組んでおり、我々包装機メーカーもその動向を避けることはできない。湿度の低い欧州では、今現在も砂糖や小麦粉の包装には紙が使用されており、紙包装から始まった150年のシンテゴンの包装技術と豊富な実績により、長きにわたってシンテゴンの包装機が多く使われている。
 シンテゴンは常に一歩先を見据え、今後も新たなサステナブルな包装を実現すべく2つの道を追求する。1つは、従来のラミネートフィルムではなく、リサイクル性の高い単一プラスチックによる包装、もう1つはプラスチックの代替として紙包材を使用することで、サステナブルを意識するお客様にリサイクル可能な包材を使用した包装を提案する。
 日本においても政府によるリサイクルにおける方針が近々告示されるとみられ、その動きに即時に対応できるよう取り組んでいる。サステナブルに向けた取り組みは、包装資材だけがあっても、対応可能な包装機がなければ実現できない。そのため、世界の主要な包装資材化学メーカーと協力して環境に配慮した資材に適した機械の開発をシンテゴンは進めている。


フレキシビリティに優れた縦型包装機
-リサイクル可能な包材を使用する場合も追加の改造を必要としない-
 一般的なラミネートフィルムに加え、単一プラスチックや紙包装も標準仕様。追加の改造などは不要で、サイズパーツ交換だけで、単一プラスチックでは 最大7種、紙では4種の包装形態が製袋可能。
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チョコレートでも紙の個包装が可能なフローラップ包装機
 単一プラスチック包装は、外層が温度に対して繊細でシール不良の要因になりやすいが、独自のシーリング技術「AHS(Amplified Heat Sealing)」を開発し、チョコバー、クッキーやクラッカーなどの単一プラスチック包装を実現。紙包材を使用した個包装も可能。
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ユニークなデザインの紙容器を作り出す立体成型充填機
 伸展性のある紙を使用し、金型による型押し、製品充填、トップシール、カットまでの工程を1台で行う。細かいデザインなどのエンボス加工や印字プリントも鮮明に表現でき、また、用途に応じて内側のバリアコーティングを行うことにより、液体、粘性や匂いのあるものなどにもバリア性を担保する。
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糊を使わず、成形・封函するカートンフォーマー
 超音波シール式により、糊を使わず紙トレー、カートンの成形・封函を行うサステナブルに対応した成形機。製品サイズに合った紙トレー、カートン成形ができる。
 シンテゴンは、すべての食品業界向け包装機をサステナブル対応にすべく、リサイクル社会を見据えながら、より環境に優しい機械の開発に取り組んでいる。既存の考え方にとらわれずプラスチックから紙へ、複合素材から単一素材へそして今日から明日へと、シンテゴンはお客様ともに未来を切り拓いていきたいと考えている。
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