三菱重工業(株)は、米国エクソンモービル社(Exxon Mobil Corporation)から、大規模ポリエチレンプラント1系列を受注した。テキサス州ボーモントで2019年に完成する予定で、年間65万トンのポリエチレンを生産するもの。同社向けには現在、同規模の生産能力を持つ2系列のポリエチレンプラントを同州モントベルビューに建設中で、2011年にシンガポールで完成したポリエチレンプラント以来、同社向けで3件連続の受注となる。
 同社は、ポリエチレンプラントの反応設備、最終仕上げ・出荷設備に加え、水・空気・蒸気の補助設備(ユーティリティ設備)を供給する。ポリエチレンは、建設用フィルム、食料品袋、製品包装などのプラスチック製品の製造に使われる化学品。
 同社は、今回のプロジェクトにエクソンモービル社による計画段階から参画した。また、同社向けには、エチレンプラント用やLNG(液化天然ガス)液化プラント用の大型コンプレッサ・タービンの受注でも多数の実績がある。
 同社の宮永俊一社長兼CEOは次のように述べている。
 「石油化学業界のリーダーであるエクソンモービル社から連続して受注することができたことは、大変な励みです。納入済みのシンガポール、建設中であるテキサスの案件と同様、安全管理を徹底し、高品質なプラントを納入したいと思います」
 米国ではシェールガスの増産を背景に、化学プラント市場が活況を呈している。三菱重工業は2016年4月、化学プラント主要顧客の集積地でもあるテキサス州ヒューストンに米国三菱重工業(MHIA:Mitsubishi Heavy Industries America, Inc.)の本社をニューヨークから移しており、今後一層活性化する同国の化学プラント市場へ積極的な営業活動を展開していく。