フィンランドのNordic Label社は、Xeikonのスマートラベル技術を利用して、新規ビジネスを開拓し、製品ポートフォリオを拡大している。Xeikonの「トラック&トレース」スマートラベルソリューションの成功と普及は、すでに成功を収めているこのラベル印刷会社の市場での再評価と競合各社からの差別化に役立っている。100年以上の歴史を持つこの会社は、5年前にデジタル印刷システムに投資して以来、現在では北欧地域のラベル印刷生産において最先端を走っている。
SnapCrab NoName 2021 4 7 9 49 57 No 00 R Nordic Label社で生産責任者を務めるマルコ・リンタネン氏は次のように説明している。「フィンランドを代表するラベルメーカーとして、あらゆる種類の印刷技術で長年の経験を積んできましたが、デジタル印刷は私共にとってかなり新しい技術であり、いろいろと学ぶ必要がありました。しかし、Xeikonと提携して以来、私たちの事業は、新しく非常にエキサイティングな形で飛躍的に発展しました。Xeikonのスマートラベルソリューションは、画期的で、しかも導入や活用も非常に容易です。私たちのクライアントであるブランドオーナーも、スマートラベルがもたらす可能性に期待を抱いています。当社の主要クライアントの1社であるVellamo社の協力を得て、UPM Raflatac社、Magic Add社、Xeikon社と共同でXeikon Café (ザイコン・カフェ)プロジェクトに参加し、スマートラベルを利用することによってブランドにもたらされる強力で多様なメリットを実証できたことを誇りに思います」。
 Xeikon社の製品管理責任者であるイエルーン・バンバウエル氏は次のように述べている。「世界的に、ブランドオーナーからのスマートラベルに対する需要が高まっています。競合に打ち勝つために、賢明なブランドオーナーは、スマートラベルを使用することにより差別化を図り、ブランドを保護しています。ブランドに大きな脅威となっている世界中で拡大している模造品ビジネスを撲滅するためには、サプライチェーンにおける『トラック&トレース』のようなセキュリティアプリケーションの必要性が高まっています。Xeikonのスマートラベルソリューションで、ブランド会社は生産から消費者までのすべてのステップで製品を追跡することができます。また、スマートラベルの背後にあるデータを活用してダイレクトマーケティングキャンペーンを展開することにより、その成功度を測定したり、ブランドの信憑性を求める消費者との信頼関係を構築したりすることもできます」。
 Xeikonの「トラック&トレース」では、すべてのパッケージやラベルにユニークな画像、テキスト、番号、またはバーコードなどで、固有のデジタルIDが与えられる。Xeikonの強力なX-800ワークフローの最新バージョン7.0では、固有の情報を統合して、セキュリティ度の高い可変印刷コードを印刷することが可能。Xeikon印刷機では、自動的かつ安全に固有のコードを印刷でき、そのコードは標準的なアプリケーションでスキャンすることが可能。Xeikonは、ラベルデザインに「スマートさ」をもたらすクラウドベースの画期的なアプリケーションを開発し、ブランドオーナーがパッケージやラベルをオンライン化し、キャンペーンの成功度を測定したり、ブランドイメージを保護したりするのを支援する。
 ブランドオーナーがターゲットグループのニーズを効果的かつ効率的に把握できる方法の1つは、製品の動きに関するデータを収集すること。例えば、二酸化炭素排出量や製品の安全性の検査などに関心のある持続可能性への意識が高いブランドにとって、スマートラベルは生産と物流の段階を通して製品を追跡するための効率的なソリューション。消費者にパーソナライズされた状況に応じたデジタル体験を提供し、安全、信頼性、そしてタイムリーな配送を実現することで、スマートラベルはあらゆるデバイス上で貴重な製品関連情報に即座にアクセスすることを可能にする。

SnapCrab NoName 2021 4 7 9 49 42 No 00 Rスマートラベルとその仕組み
 「スマートラベル」は、ラベルとユーザーのデバイス間のデジタルインタラクションを通して、リアルタイムでのレスポンスを可能にする。「スマートラベル」は、従来の印刷方法を超えて、ラベルの機能性やコンテンツを拡張する技術を組み込み、統合している。これは、QRコード、RFIDタグ、近距離無線通信(NFC)などを利用した様々な方法で実行することができる。これらのタイプのラベルは、スマートフォンなどの消費者のデバイスとのインタラクションに依存しており、販売やマーケティング、セキュリティや在庫管理を目的としたデータの送信や収集をサポートする。スマートラベルやタグは、様々な形で小売体験に影響をもたらし、消費者と製品に間での新しく有益なインタラクションを可能にする。
 リンタネン氏は次のように結論づけている。「私たちの業界は非常に保守的ですが、新たな試みにはやはり興奮するものです。結果、新しい方法で考えることに挑戦することは、大きな前進でした。Xeikonは、自動化、ソフトウエアやデジタルラベル印刷機の設置、そしてトレーニングのすべてを担当し、これらは非常にスムースに行われました。Xeikonのスマートラベルアプリケーションが稼働した現在、可変データはクラウドから直接ダウンロードすることができます。すべてが自動化されています。コードもすべて設定されています。私たちの事業の成功の鍵は、常に顧客との関係と顧客の満足度でした。このため、このプロジェクトで本当にエキサイティングだったのは、クライアントと共に彼らにとっての可能性やチャンスを議論し、アイデアを共有しながら一緒に新たな価値を見つけようと試みたことでした。Xeikonのスマートラベルソリューションは、当社がテクノロジーの最先端を行く手助けをしてくれています。Xeikonのスマートラベルソリューションをビジネスに付加価値をもたらすエキサイティングな新しいベンチャーとして、すべてのラベル印刷会社で検討されてみることをぜひお勧めしたいと思います」。

■ザイコン社について
 フリントグループの一部門であるザイコン社は、デジタル印刷技術における長年のリーダーであり、イノベーター。ザイコン社では、品質、柔軟性、持続可能性の原則に基づいて、ラベルおよびパッケージ、ドキュメント印刷、商業印刷向けのロール給紙型デジタルカラー印刷機を設計、開発、提供している。これらの印刷機は、さまざまなイメージング技術、オープンワークフローソフトウェア、およびアプリケーション固有の消耗品に対応する。
 2015年、ザイコン社は フリントグループに加わり、パッケージおよび印刷メディア業界への世界的な印刷消耗品およびソリューションプロバイダーとなるべく、新たに「デジタル印刷ソリューション」部門を設立した。フリントグループは、印刷業界向けに幅広いポートフォリオの消耗品を開発・製造している。これらの製品には、従来型およびエネルギー硬化型のインクやコーティング剤、印刷関連化学薬品、刷版や機器、印刷用ブランケットやスリーブ、インクやその他の着色剤に使用される顔料や添加剤などが含まれる。フリントグループは、ルクセンブルグに本拠地を置き、約7900人の従業員を擁している。世界的に見て、サービスを提供している主要な市場セグメントのすべてにおいて、第1位または第2位のサプライヤーとなっている。