BASFの「JONCRYL®(ジョンクリル®)ハイパーフォーマンスバリア(以下、HPB)」は、ヒートシールが可能な液体バリアを提供する水系フィルム形成ディスパージョン。HPB製品は、現在のポリエチレン樹脂系ラミネートとは異なり、使用後に再利用可能な使い捨ての紙製食品パッケージの設計を可能にする。この新製品により、製紙工場で生産されるバージンパルプの一部を古紙パルプに置き換えることが可能になり、使い捨ての紙製パッケージが環境に与える影響を最小限に抑えることができる。近年、アジア太平洋地域では、水性バリアコーティングの需要が大幅に増加している。食品や飲料のブランドオーナーと食品包装資材メーカーは、より持続可能なソリューションの導入に取り組んでいる。BASFは、ディスパージョン&レジンのマーケットリーダーとして、革新的な製品を通じ、業界としてこれらの約束を果たせるように取り組んでいる。
 「JONCRYL® HPBは、食品包装業界に導入され成功を収めています。この製品は、直接食品へ接触する材料としてFDA(米国食品医薬品局)に認可されており、テイクアウト用のボックスやカップなどの食品包装に使用できます。市場のニーズに対応し、私たちはグローバル、および地域の顧客基盤をサポートするために、中国を含むBASFのグローバル生産拠点を拡大することを決定しました」とBASFチャイナ ディスパージョン&レジン事業本部 バイスプレジデントのヘンリー・ペカート氏は述べている。
 「BASFはパッケージ業界に革新をもたらし、安全で持続可能なソリューションの開発をサポートします。BASFの研究開発チームは、ポリエチレンラミネートと同等の性能を備えたJONCRYL® HPB 4000シリーズで新たなポートフォリオを開発しました。これにより、業界では使用済みパッケージを回収し、製紙工場でのバージンパルプの消費量を削減できるようになります。サステナビリティはBASFの成長戦略における重要な柱の1つであり、中国でのHPB製品の商業化と生産は、BASFの戦略の推進を明確に示すものです」とBASFアジア太平洋地域担当 レジン&添加剤事業本部 プレジデントのシルベイン・ヒュグナード氏は述べている。
 BASFの上海浦東工場は、1994年に設立され、2000年にBASFの完全子会社となった。また、この拠点には、グレーターチャイナの本部も置かれている。2001年には最初のアクリル系ディスパージョンの生産ラインが稼動した。
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