ソニーグループ(株)は、産地を特定した、竹、さとうきび、市場回収したリサイクルペーパーを原料にする、環境に配慮したサステナブルな紙素材「オリジナルブレンドマテリアル」を開発した。
 この素材は、耐久性や強度の高いリサイクル可能な紙素材で、プラスチックを一切使用していない。今回、ソニーでは完全ワイヤレス型ヘッドホン「WF-1000XM4」のパッケージに本素材を採用した。素材の持ち味である様々な色合いを生かすために無着色で使用している。今後も商品のパッケージへの使用を進めていく。

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 竹は、さとうきびと同様に短期間で成長する植物。必要な分を選定して伐採し、竹山全体を持続可能な育成サイクルにすることで、自然への影響を軽減する。
 また、オリジナルブレンドマテリアルに採用する竹は、中国・貴州の3つの山で栽培しているものに限定している。山に生息するパンダの餌となる竹とは異なる種類の竹を原料に使用している。

さとうきび
 さとうきびは、砂糖を生成する過程で残る搾りかすを使用している。通常さとうきびの搾りかすの多くは、発電燃料として燃やされ、二酸化炭素排出の原因となっている。オリジナルブレンドマテリアルに採用することで、リサイクル可能な循環型資源として活用できる。タイ・ナコーンサワン半径100km圏内の畑で栽培されたさとうきびの搾りかすに限定して使用している。

市場回収リサイクルペーパー
 
オリジナルブレンドマテリアルには、同素材を使ったパッケージの生産地で市場回収したリサイクルペーパーを使用し、環境に配慮している。また、リサイクルペーパーと、竹やさとうきびを組み合わせることで強度をもたせている。着色はせずにリサイクルペーパーの素材を生かして、ユニークな風合いを提供することが可能。

 竹、さとうきび、市場回収リサイクルペーパーを配合したオリジナルブレンドマテリアルは、ブレンドの比率を変えることで、様々な形状にすることができることから、活用の幅の広がりが期待できる。完全ワイヤレス型ヘッドホン「WF-1000XM4」のパッケージでは、全体にオリジナルブレンドマテリアルを採用し、分別することなく、リサイクルに出すことが可能。
エンボス加工も可能なため、インクを使わずに文字を入れるなど、一層の環境配慮が可能。
製品パッケージのリサイクルは、適正なリサイクル制度のある地域でのみ可能

 オリジナルブレンドマテリアルの成り立ちも発信することで、環境への取り組みについてユーザーとともに考えていくきっかけにすることもめざしている。環境ページ
 ソニーは、環境中期目標「Green Management 2025」で設定している「新たに設計する小型製品のプラスチック包装材全廃」に向けて、オリジナルブレンドマテリアルの使用などにより、プラスチックを廃したパッケージを推進している。