2021 09 06 nipponpaper 日本製紙(株)日本コカ・コーラ(株)は、今年8月1日付で「持続可能な社会の構築に関する協働基本合意書」を締結した。
 両社は2013年9月1日より2021年3月31日まで、「森林の持つ多面的価値の保全及び地域の持続的発展に関する協働基本合意書」を締結し、森林の持つ多面的価値の保全及び地域の持続的発展に協働してきた。これまでの両社の取り組みを踏まえ、新たな基本合意書においては、発展的に、両社による活動の対象分野を、資源の循環・保全、地域社会の発展、多様性の尊重の3分野に拡大し、両社の事業に基づく知見を活用しながら、2030年までの約10年間にわたり、持続可能な社会の実現に資する取り組みを具体的に進めていく。

資源の循環・保全
1.
森林の保全(水源涵養機能の保全

 日本製紙と日本コカコーラ社は、両社の事業にとって重要な資源である「森」と「水」を適切に保全する協働活動を推進していく。

コカコーラ
ボトラーズジャパン(株)日本製紙、および日本製紙のグループ会社である丸沼高原リゾート(株)は、日本製紙の菅沼社有林(群馬県利根郡片品村)の一部(1,746 ヘクタール)において、2020 12月に締結した「森林資源および水資源の保全・保護に関する相互連携」に基づき、森林の水源涵養を維持・向上する森林保全活動を行っていく。

2. 飲料容器を含む紙素材の活用
 日本製紙は、再生可能な資源である「木」を事業基盤として、「紙でできることは紙で。」を合言葉に社会課題の解決につながる紙素材活用「紙化ソリューション」を推進しています。清涼飲料事業を営む日本コカコーラは容器包装サスティナビリティーにおける優先事項と捉えており、社は、紙素材を活かすパッケージを検討するほか、紙コップの回収リサイクルについても、協働の可能性を模索していく。

3. 二酸化炭素排出削減への取り組み
 両社は二酸化炭素排出削減の取り組みについて協働で取り組める分野を特定し相互に協力しながら実施していく。
2021 年度は、日本製紙が間伐促進プロジェクトの実施により創出したJ-クレジット1 を活用し、2021年秋に実施するコカ·コーラシステムの従業員らによる海岸清掃活動International Coastal Cleanup)において、参加者 1 名につき 1 トンの CO2 をオフセット(上限1000トン)し、二酸化炭素排出削減の啓発を推進することを討していく

地域社会の発展
 従来森林保全・水源保全活動に加えて、気候変動や自然災害リスクの低減、生物多様性の維持などを目的とした多岐にわたるグリーンインフラ
2 活動検討し実施する。

多様性の尊重
 持続可能な社会を実現するためには多様性の包摂と協創が求められます。両社は、女性の活躍推進、
LGBTQ に対する理解促進など、多様性を学ぶ機会となる従業員向けセミナーを開催し、啓発を図る。
1 J-クレジット:省エネルギー機器の導入や森林経営等の取組による温室効果ガスの排出削減量や吸収量をクレジットとして国が保証する制度
2 グリーンインフラ自然環境が有する機能を社会における様々な課題解決に活用しようとする考え