需要の高まる厳しい市場環境の中で、世界をリードするパッケージ印刷会社ケルバーファラマ社は、ますます成長を続けている。野心的な成長目標を達成するために、同社のグループは、ヨーロッパとアメリカの拠点でハイデルベルグの最新技術に投資し、市場での優位を確立しようとしている。スイスでは、スピードマスターXL106-8+Lと製函機が稼働しており、チェコ共和国では、スピードマスターXL106-10-P+LYYL、さらにアメリカのカムデンではスピードマスター1台が稼働している。スピードマスターXL106-10-P+Lはグループの生産を促進しており、すでに同グループでは42台ものスピードマスターXL106の印刷ユニットが稼働している。

特別な要件や市場投入でもより速く、より柔軟かつ生産的
 パッケージマテリアル部門の最高経営責任者、ヨアヒム・ホルツ氏は「いつでも納品可能であること、そして同時に、顧客からの製品に対する高品質と安全性への要求を満たすことが求められます。最新世代のスピードマスターの導入は、わたしたちがより速く、より柔軟かつ生産的になるために不可欠です」と、現在直面している課題に対しての今回の投資の理由を説明する。
 特に、多国籍の医薬品グループはバリューチェーンを効率化し、在庫量を減らしている。その結果として、注文は数百枚以下で、2~5日の短納期ということが多く、さらに偽造防止、シームレスなトレーサビリティ、厳格な衛生管理、そしてプロセス標準など、業界特有の要件を満たさなければならない。
 少なくとも8台の印刷ユニットを備え、さまざまな仕事に対応する最新世代のスピードマスター2020モデルは、俊敏性および一貫した高品質を実現する。これは、ケルバー社が海外の顧客の特別な要求をすべての拠点において、短期間で同等に満たすことができることを意味している。さらに、ほぼ同一の印刷機構成により、それぞれの拠点は医薬品のグローバルな販売や負荷の分散において互いに助け合うことができる。

並行した前準備プロセスとインテリジェントなアシスタントシステムが生産性の向上を促進
 もう1つ考慮されたのは、準備作業を最小限に抑えることであった。例えば、スイスでの仕事の平均ロット数はすでに3,000枚未満となっており、加えて、顧客が求めるパントーンカラーの数は増え続けている。「プリネクトインプレスコントロールを使用した生産中の色管理および見当制御から、他の前準備プロセスと並行して、あるいは生産中のインキングユニットの洗浄に至るまで、これらの様々な機能は、時間と損紙を大幅に削減しました」と、生産部門責任者のジョヴァンニ・デルーカ氏は説明する。
 仕事替えが頻繁に発生するため、オペレータはますます短い時間で、より複雑なタスクを処理しなければならない。デルーカ氏は、この点においてナビゲート印刷には大きな利点があると考えている。インテリスタート3ソフトウェアは、次のOKシートへの最短の方法を計算し、インテリガイドは時間を最適化したワークフローをシミュレートし、インテリランは、状況に応じて生産中にオペレータに必要な行動を示す。「当社の社員は、ルーティン作業から解放されるだけでなく、意思決定のサポートも受けています。これにより、機械の高い生産性を実際に発揮して、毎時18,000枚のパフォーマンスレベルをより頻繁に達成することができます」とデルーカ氏は説明する。簡単なオペレーションは、能力の高い社員やモチベーションのある社員の採用や維持にも貢献する。「ハイデルベルグは、私たちが必要なものを正確に理解し、先駆的な解決策を実践するパートナーです」とホルツ氏は述べている。「スピードマスター2020ジェネレーションとオンラインモニタリングのような革新的なサービスは、『お客様の価値創造において決定的な違いを生み出す』という私たちの要求を完璧にサポートしています」とホルツ氏は強調する。
SnapCrab NoName 2021 9 19 15 41 23 No 00                        アルシュヴィル拠点の印刷部門責任者ミヒャエル・カルク氏、クリスチャン・ブロドリン氏、
                        パッケージマテリアル部門最高経営責任者ヨアヒム・ホルツ氏