SnapCrab NoName 2021 10 14 8 47 17 No 00 BASFのニュートリション&ヘルス事業本部アニマルニュートリションと、BASFの完全子会社であるtrinamiX GmbH(トライナミクス)は共同で、trinamiXのモバイル型近赤外(NIR)分光ソリューションを飼料業界へ導入する。ポケットサイズのNIR分光ソリューションにより、飼料業界のバリューチェーン全体のユーザーが、家畜飼料の成分解析を、迅速かつ高精度にオンサイト(現場)で行うことができる。
 trinamiXは従来の赤外分光を大幅に縮小化することで、高性能のポケットサイズラボラトリーと言えるソリューションの開発に成功した。BASFとの協力により、trinamiXがもつ技術を、飼料分析の加速化およびシンプル化に用いる。BASFがもつ飼料添加物に関する知識と、trinamiXがもつモバイルNIR分光の専門知識を結集する。クラウドベースで小型ポータブルデバイス、スマートフォンアプリ、カスタマーポータルサイトを統合させることで、ユーザーは飼料サンプルの品質や栄養価に関する分析結果をボタン1つで得ることができる。これにより、飼料の配合および品質管理が強化される。このパートナーシップを通じて、BASFのアニマルニュートリションはデジタルソリューションポートフォリオを拡大し、業界の最も複雑な課題に対処するために、飼料添加物を超えたソリューションを提供する。「飼料の栄養成分の見える化は、家畜にとって必要配合量を見極める際に重要な鍵となります。家畜の成長段階や健康状態によるニーズの変化、また原材料の変更に伴い、飼料には常に調整が必要です。私たちが提供するモバイル型NIRソリューションにより、飼料工場や栄養士、そして生産者の方々が、家畜飼料の品質を保証するための迅速かつ自由度の高いソリューションを手に入れることができます」と、BASFアニマルニュートリション、パフォーマンス製品&マーケティング グローバル統轄部長であるマニュエル・レズ氏は述べている。
 新しいNIRソリューションは、飼料原料から完成飼料に至るまで幅広い飼料サンプルを対象としており、水分、タンパク質、脂肪およびエネルギーなど、質の高い飼料や家畜の健康に不可欠なパラメータの把握に役立つ。
 「正確な分析結果と、持ち運び可能なポケットサイズのデバイスという柔軟性を組み合わせることで、私たちは、効率的かつ信頼性の高い給餌法への道を開きます」と、trinamiXの事業開発・営業責任者であるニルス・モーマイヤー氏は述べている。飼料サンプルはその場で測定することができ、所要時間は1分未満。その結果は瞬時にスマートフォンアプリに表示され、さらにtrinamiXのウェブベースのカスタマーポータルサイトにアクセスして評価することができる。「お客様はもう飼料サンプルを研究所に送る必要はありません。いつでも手元に研究室があるのです」。
 BASFとtrinamiXは、今後も、さらなるソリューションの強化に向けて協力していく。クラウドを介した継続的なアップデートにより、ユーザーはハードウェアを交換することなく、今後のアプリケーションや機能を利用できるようになる。
 trinamiXは、10月15日までに幕張メッセで開催中の「第11回農業Week」に出展し、飼料向けの赤外分光ソリューションを中心に紹介している。