ダウは間もなく、建築物のファサードに使用するカーボンニュートラルシリコーンを提供するためのサービスを発表する。SSG構法、複層ガラス、ウェザーシールに使用されるカーボンニュートラルシリコーンは、PAS2060認証を取得しており、建築物の環境負荷低減に貢献する。この画期的な技術革新により、建築物の設計者は、より少ない負荷でより自由に設計することができるようになる。
 ダウの建築ファサード担当グローバルセグメントリーダーであるマーカス・プレト(Markus Plettau)氏は次のように述べている。
 「建築ファサード用DOWSIL™シリコーンのカーボンニュートラルプログラムの商業導入は、シリコーンのカーボンニュートラル化における真の進化を意味します。CO2排出量の削減に貢献するネット・カーボン・ゼロ・ビルディングの開発に向けた業界の取り組みに歩調を合わせて、ダウは建築材料に含まれる環境負荷物質の削減の主導に取り組んでいます」
 ワールド・グリーン・ビルディング・カウンシルによると、世界のCO2排出量の約39%を建築部門が占めている。これには、内包された炭素と建物の運営の両方が含まれる。ダウのシリコーン製品の製造にはエネルギーが必要になるが、これらの製品を使用することで、プレハブのファサード要素やガラス断熱材などの用途においては非常に低いエネルギーしか必要としないため、建物のエネルギー効率の大幅な向上に貢献する。さらに、その実証済みの耐久性により、断熱化された建物の外壁を50年以上も維持することができる。グローバル・シリコーン・カウンシルによると、シリコーンシーラントで必要とされるエネルギーまたはカーボンは、断熱ガラス用のシリコーンシーラントを製造するために必要なエネルギーと比べて最大20倍の節約となる。
 カーボンニュートラルシリコーンにより、同社製品の構成要素であるシリコーンポリマーの製造に必要な炭素を正味ゼロにすることができます。カーボンニュートラルなシリコーンを特定の建築プロジェクトに使用することは、特にダウが独自の立場を確立している金属ケイ素の製造プロセスにおいては革新的な提案となる。
 長期的な性能やカーボンフットプリントだけでなく、エネルギーや温室効果ガスの排出量の削減に貢献する機能を建物に付与することができるため、建築や建設において、シリコーンは今後も選ばれる技術であり続けると考えられる。プレト氏はさらに、次のように述べている。
 「DOWSIL™シリコーン材料のカーボンニュートラルプログラムは、建築家、ビルダー、ビルオーナーにとって有利なだけでなく、統合された設計ソリューションを通じて継続的に大幅な炭素削減を達成するための鍵であり、これらの業界の専門家は、より少ない影響をエンジニアリングすることで、より自由に設計することが可能になります」
 ダウのカーボンニュートラルシリコーンは、カーボンニュートラルであることを国際的に認めるPAS2060認証を取得しているため、国際的なグリーンビルディング認証のポイント加算に貢献することができる。また、各製品は環境製品宣言(EPD)も取得しているため、製品のライフサイクルにおける環境影響について、透明性のある比較可能な情報を開示する。
 ダウは、カーボンニュートラルなシリコーンに加え、建築・インフラ市場向けの革新的で持続可能なソリューションの開発を続けている。