ハイデルベルグは、独立した業界プラットフォームザイキョウ(Zaikio)にさらに3社のサプライヤーを獲得した。シュトレーブ社、リヒター&メンツェル社、アイクイップ社が加わることで、ザイキョウプロキュアメントを介して資材を調達する印刷会社の選択肢がさらに拡大される。
 顧客はこのプラットフォームを使用して、ブランケット、コーティングプレート、特殊ブランケット、校正用紙などあらゆるものを注文することができる。
 ザイキョウプロキュアメントは、顧客の資材調達を簡単にする。調達担当者は、資材が入手可能か、あるいは個別の価格を直接照会し、単一のプラットフォームで直接注文することができる。印刷会社が直接、製品ポートフォリオや在庫状況、価格にアクセスできることで、プラットフォームに参加しているサプライヤー自身も注文処理にかかる時間を大幅に節約することができる。経営情報システム(MIS)プロバイダーもプラットフォームに簡単にアクセスすることが可能なため、印刷会社は自社の一元化されたMISから直接操作することができる。
SnapCrab NoName 2022 1 12 18 58 21 No 00
 「ザイキョウは将来、業界の更なるデジタル化において重要な役割を果たすと確信しています。そのため、早い段階でプラットフォームに参加する必要がありました」とリヒター&メンツェル社のヨルグ・リヒター社長は述べている。
 ドイツ語圏での市場浸透と並行して、ザイキョウは国際化にも積極的に取り組んでいる。数カ月前にはイギリスの大手製紙卸のプレミアペーパー社を新たなパートナーとしてザイキョウに迎えた。
 ハイデルベルグの最高経営責任者、ライナー・フンツドルファー氏は、「私たちはすでにヨーロッパの複数のサプライヤーと交渉しています。私たちの目標は、ザイキョウプロキュアメントをヨーロッパの印刷業界全体にとって意義のある調達プラットフォームとして確立することです」と説明する。
 サプライヤーにとっても、多くの付加価値がある。商品情報や価格に直接的にアクセスできることで、電話や電子メールのやり取りが不要になる。
 シュトレーブ社のセールスディテクター、アレキサンダー・シュタンゲル氏は、「オフセット印刷機用のブランケットの供給に関して、当社はハイデルベルグと長年にわたって良好なパートナーシップを築いてきました。現在は、シュトレーブ社のすべてのポートフォリオをデジタル化して、調達プラットフォームと組み合わせることで、当社の魅力的な製品をより多くの顧客と幅広いユーザーに提供することができます」と述べている。

ザイキョウは調達プラットフォームの選択肢をさらに拡大
 ザイキョウはプラットフォームを介してプリプレスから品質保証に至るまでの製品を提供している。一例として、印刷分野におけるウェブベースでの品質監視の実績が豊富なアイクイップ社は、ザイキョウプロキュアメントに加わることで、ヨーロッパ全域に向けてCGS-ORISから独占的に校正資材を提供している。「ザイキョウのサポートにより、わたしたちはお客様との距離を縮め、プラットフォームのユーザーに資材調達のためのデジタルソリューションを提供することができます。これは、当社のような中規模会社では実現することが不可能だったと思います」とアイクイップ社のCEO、シュテファン・シュペングラー氏は述べている。
 ザイキョウはすでに主要なサプライヤーと交渉を進めており、オープンかつ自由にアクセスできるプラットフォームで印刷会社が簡単に資材調達をできることを目指している。
■ザイキョウについて
 クラウドソフトウェアビジネスで活躍するクリスピーマウンテン社の買収から約1年後、ハイデルベルグ社は印刷業界向けの新しいオープンで独立したクラウドベースのコラボレーションプラットフォームであるザイキョウ(Zaikio)を2020年夏に立ち上げた。ザイキョウは、1つのプラットフォーム上ですべての業界のプレーヤーを統合する。会社の境界を越えて完全に自動化され統合されたプロセスを確立し、印刷会社、ソフトウェアプロバイダー、装置メーカー、サプライヤー間のワークフローとトランザクションをシンプルにすることを目的としている。