2017 01 09 kyodoprinting共同印刷(株)は、2011年に開発を発表した「非吸着性フィルム」の加工性を向上させ、量産に適した高機能フィルム「ノンキャッチ®」として販売を開始する。

 非吸着性フィルムは、非吸着性・保香性・ガスバリア性などの機能性と、ヒートシール性とを併せ持つ高機能フィルム。非吸着性樹脂のEVOH※1とヒートシール性をもつポリオレフィン樹脂とをポリマーアロイ化※2する独自技術により、2011年に製品化に成功した。2015年度から量産化に向けた取り組みを本格化し、湿度影響によるフィルム伸縮の低減およびフィルム寸法精度を向上させ、より柔らかく加工しやすい、量産に適した高機能フィルム「ノンキャッチ®」として販売を開始するに至った。

【ノンキャッチ®の主な特長】

① 内容物の成分がフィルムに吸着しない(非吸着性)

② 非吸着性、製品の香りや薬効を逃がさない保香性・ガスバリア性と、ヒートシール性能を両立

③ 素材となる樹脂本来の柔軟性を生かした、フィルム形状以外の包装材などへも展開可能

④ 独自の高機能フィルムとの複合化により、顧客ニーズに合わせた包装材の提供が可能

 今後は、医薬品や食品、化粧品業界などを中心に、内容物の有効成分を失わずに直接包装ができるノンキャッチ®の拡販に努め、ノンキャッチ®を含め高機能フィルム全体で2021年度に16億円の売上を目指す。また、新たな高機能フィルムの開発も進め、生活・産業資材系事業のさらなる拡大に取り組む。

 なお、ノンキャッチ®をはじめとする高機能フィルムの製造は、医薬品の製造基準であるGMP基準を取り入れた高水準の管理基準と衛生環境、さらに先端製造設備を備えた当社 守谷第二工場(茨城県守谷市)で行う。