<2017年1月20日、東京発>ハネウェル(NYSE: HON、日本法人 ハネウェルジャパン(株))フッ素化学品事業部は本日、同社の環境配慮性に優れた次世代カーエアコン用冷媒「Solstice®(ソルスティス)yf」 サービス缶(200g)の国内供給および販売を開始した。このたびの200gサービス缶の販売開始は、国内の自動車アフターマーケット市場におけるHFO-1234yf冷媒を採用した新型モデル車両のカーエアコンの修理やメンテナンスにかかる需要の増加に応えるもの。
 国内では、2015年4月に施行されたフロン排出抑制法(略称)にて自動車用エアコンディショナー(カーエアコン)について定められた2023年までにGWP(地球温暖化係数)を150以下とする低GWP化目標の達成に向け、新しい冷媒への移行が進んでいる。
Honeywell Solstice yf ServiceCan R ソルスティスyf (HFO-1234yfまたは冷媒番号R-1234yf)は、ハネウェルの画期的なHFO(ハイドロフルオロオレフィン)技術を元に開発された冷媒で、また権威ある賞を受賞している。国内ではノンフロンに分類されるソルスティスyf のGWPは1未満で、現在カーエアコン用冷媒として一般的に用いられているR-134a(HFC/代替フロン、GWPは1430)に比べGWPを99.9%低減する。また、200gサービス缶は、国内標準であるJRA規格(日本冷凍空調工業会標準規格)の容器仕様に準拠している。
 ハネウェル、アドバンスド・マテリアル、日本担当部門長の瀧瀬勝之氏は、「このたび当社では、ソルスティス yfを200gサービス缶で提供することによって、安全で、よりエネルギー効率性に優れ、そしてよりGWPの低い新冷媒へのよりスムーズな移行に寄与致します。ハネウェルは、日本の温室効果ガス削減目標の達成、そしてエネルギー効率性に対する要件の達成に寄与する、環境配慮性に優れた製品の開発や供給を進めることにコミットしております」とコメントした。
 ハネウェルはソルスティス yf 冷媒の国内生産能力に加え、サービス缶の販売についてもパートナーによる全国ネットワークを介して製品を生産・販売の双方で安定供給する。ハネウェルはまた、ソルスティス yfの展開にあたり世界規模の生産能力およびパートナーシップによる供給ネットワークによる、世界的に安定供給する体制を整えている。
 R-1234yfを搭載した自動車は既に全世界で1千万台以上販売されており、2017年末にはこれが4千万台に達すると予想されている。地球温暖化効果の高いHFC(代替フロン)の削減に向けた全世界での取り組みに合わせた各国・地域での法規制の厳格化に伴い、カーエアコン用途におけるソルスティスyfの需要は世界中で急速に増加している。
 ソルスティスyf は、世界各国・地域の温室効果ガス削減にかかる法規制を満たしている。
・欧州:欧州カーエアコン(MAC)指令、2017年1月以降に販売されるすべての乗用車、小型商用車にGWP(地球温暖化係数)150以下の新冷媒の導入義務
・米国:USEPA(米環境保護庁)による重要新規代替品政策(SNAP)プログラム、モデルイヤー2021以降の新規乗用車および軽量トラックへのR-134a冷媒使用禁止
 ハネウェルが「Solstice(ソルスティス)」ブランドで展開する同社のHFO技術を活用した低GWP製品群は、ソルスティス yf冷媒のほか、業務用冷凍冷蔵空調機器、フォーム用液状およびガス発泡剤、溶剤、およびエアゾール用噴射剤を取り揃えている。ソルスティス低GWP製品群は、最終製品の性能を損なうことなくカーボンフットプリントの低減に寄与する。
注:本文のGWP(地球温暖化係数)値は、 IPCC AR4(国連気候変動に関する政府間パネル 第4次報告書)の値によるもの。HFO-1234yfはIPCC AR5(同 第5次報告書)以降に収載されたことからAR5の値を適用している。AR5(第5次報告書)によるR-134a(またはHFC-134a)のGWP値は1300。