<2017年1月23日、ロンドン発>2017年のTVパネル需要は面積ベースで2016年から8%に拡大、1億4300万m2に到達し、ディスプレイ市場全体で6%の成長に貢献する見通しであることが、英調査会社IHS Markit (Nasdaq: INFO)の調べで明らかになった。
 IHS Markitのディスプレイ調査担当上級アナリスト、アレックス・カン氏は「消費者が求めるTV画面の平均サイズが拡大していることから、TVパネルメーカーは数量ベースでは伸び悩むものの面積ベースでは高成長に恵まれるだろう」と述べている。さらに同氏は、「TVパネルの平均サイズは2016年に初めて40インチを超えたが、2017年にはさらに1.3インチ拡大し42.6インチとなる見通しだ。消費者は大型画面モデルを好み、セットメーカーも利益性の高い商品を販促することから、TVパネルの平均サイズは今後も継続的に拡大する」と予測している。
 IHS Markit発行のディスプレイ長期需要予測レポートによると、面積ベースのディスプレイ需要全体に占めるTVパネルの割合は2016年時点で約70%、デスクトップモニターやノートPC、タブレットPCなどのIT用途向けパネルの割合は18%となっている。2017年にはITパネル需要は横ばい、携帯電話パネル需要は10%成長で1400万m2に達すると見られている。
 「スマートフォン画面の平均サイズ拡大が面積ベースの携帯電話パネル需要を押し上げてはいるものの、ディスプレイ市場全体に占める携帯電話の割合がわずか7%であることから、市場全体への影響は最小限に留まります」とアレックス・カン氏は述べている。