三菱ケミカルホールディングスグループは、ナカバヤシ王子エフテックスMIB長瀬産業および旭洋と共同で三菱ケミカルホールディングスグループの生分解性樹脂「BioPBS(TM)」を使用した、食品向けバリア包装材を開発した。ナカバヤシが展開する環境配慮製品のブランド「asue」のラインアップとして2022年の夏ごろ販売開始予定。
2022 05 12 mitsubishichem 同包装材には、袋の内面のシーラント層として三菱ケミカルホールディングスグループの植物由来の生分解性樹脂「BioPBS(TM)」が採用されている。「BioPBS(TM)」は環境配慮特性とともに優れた低温ヒートシール性と柔軟性を有しているため食品などの包装材に採用が広がっている。袋の外面には王子エフテックスの紙製バリア素材「SILBIO BARRIER」を採用して、生分解性のある素材を使いながら、酸素、水蒸気、香気の透過を防ぎ、コーヒー豆の美味しさを保つことを可能にした。
 また、焙煎後のコーヒー豆は炭酸ガスを放出するため、一般的なコーヒー豆の袋では脱気用のプラスチックバルブを備え付けて、袋内のガスコントロールを行っている。これに対してこの包装材では、MIBと長瀬産業が共同開発した、包装材のシール部分に脱気機構を一体形成する「TiMELESS(R)」技術を用いることにより、プラスチックの使用量削減にも貢献している。
 同包装材は、環境に配慮した製品でありながら、バリア性やガスコントロール機構といった高い機能性も有している。今後はコーヒー豆を中心に、青果物などの包装材として展開していく。